サグラダ・ファミリアをはじめとするガウディ建築群や、世界的な美食などが魅力的なスペイン第二の都市「バルセロナ」。
ヨーロッパの中でも特に人気の高い観光地であり、初めてのヨーロッパ旅行先としても選ばれています。
しかし、いざバルセロナ旅行の計画を立て始めると、現地で快適に過ごすための「準備」について悩むことはありませんか?
特にヨーロッパへの渡航では、
- 「シェンゲン協定エリアの入国(ビザ)手続きは必要?」
- 「サグラダ・ファミリアなどの人気観光地のチケットはいつ予約すべき?」
- 「現地での決済や通信手段(eSIM)はどうすべき?」
といった疑問を持つ方も多いでしょう。
そこでこの記事では、スペイン・バルセロナ旅行の準備リストを「入国手続き」や「予約関連」を中心に、以下のカテゴリに分けて解説します。
- 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
- 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
それぞれの項目について、最新の事情やお得に予約するコツも交えてご紹介します。
出発直前になって慌てないよう、ぜひこのリストを活用してスムーズな旅の準備を進めてください。
【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
ここでは、「スペインに入国できない」「フライトに搭乗できない」といったトラブルに直結する、旅行に必要不可欠な準備項目をご紹介します。
1. パスポートの有効期限(残存期間)を確認する
スペインを含むシェンゲン協定エリアに渡航する際、最も重要なのがパスポートの有効期限です。
シェンゲン協定エリアへの入国には、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- シェンゲン協定エリアからの出国予定日から、3ヶ月以上の有効期間が残っていること
- パスポートが10年以内に発行されたものであること
有効期限が不足していると、航空会社で搭乗を拒否されるケースもあるため、旅行を決めた時点で早めに確認しましょう。
- パスポートをまだ取得していない方
- 有効期限が出国予定日+3ヶ月未満の方
上記に該当する方は、できるだけ早めにパスポートの「新規取得」または「更新手続き」を行いましょう。
詳しくは、外務省の公式サイトで最新情報をご確認ください。
2. 航空券を予約する
旅行の日程が決まったら、できるだけ早めに航空券を予約しましょう。
特にバルセロナのハイシーズン(夏季やイベント開催時)は直前になると希望の便が取りにくくなったり、料金が高くなることもあります。
航空券比較サイトで最安値を探す
航空券を探す際は、複数の航空会社や料金を一括で比較できる航空券比較サイトの利用がおすすめです。
最安値の航空券を効率よく見つけることができます。代表的なサイトには「Google フライト」や「スカイスキャナー」があります。
おすすめの航空会社:エミレーツ航空
日本からバルセロナへの直行便は少ないため、乗り継ぎ便を利用するのが一般的です。筆者のおすすめは「エミレーツ航空」です。世界的にもトップクラスの評価を得ており、長時間のフライトでも快適に過ごせます。
- 機内食やアメニティの質が高く、長距離フライトでも快適性が高い
- ハブ空港であるドバイ国際空港(DXB)での乗り継ぎがスムーズ
- 最新鋭の機材が多く、機内エンターテイメントが充実している
- 世界の航空会社ランキングで常に上位にランクインしている
快適性を重視してバルセロナへ移動したい方に、特におすすめの航空会社です。
3. 宿泊先(ホテル)を予約する
航空券の手配と同じタイミングで、できるだけ早めに宿泊先の予約も進めましょう。
バルセロナは観光客が多く、人気のホテルは早く埋まることが多いため、特にサグラダ・ファミリア周辺などの好立地のホテルは早めの予約が必須です。
宿泊先選びで失敗しないためのポイント
筆者が海外旅行で宿泊先を選ぶときに意識しているポイントは以下の通りです。
- 治安:ホテル周辺の安全性(特に夜間の雰囲気。ランブラス通り周辺は注意が必要)
- 立地:空港や主要観光地へのアクセスが便利か(地下鉄の駅が近いか)
- 部屋:部屋の広さや清潔感、バス・トイレの使いやすさ
- 予算:観光や食事にかける費用とのバランスが取れているか
- 口コミ:実際の宿泊者の評価を見て、トラブルや不満点がないか
複数のホテル予約サイトを比較するのがおすすめ
予約サイトによって料金が異なることが多いため、それぞれのサイトを比較することでより安い料金で予約をできる可能性が高まります。代表的な予約サイトとしては「アゴダ(Agoda)」「エクスペディア(Expedia)」「Booking.com」などがあります。
4. ETIAS(エティアス)の最新情報を確認する
スペインを含むシェンゲン協定エリアでは、現在ビザなしで渡航が可能ですが、2026年以降に「ETIAS(エティアス)」が導入される予定です。
ETIASは、観光・商用目的で90日以内の短期滞在を目的とする渡航者に対し、事前にオンラインで申請と承認を得ることを義務付ける制度です(アメリカのESTAやイギリスのETAのようなイメージです)。
ETIASはビザではありませんが、渡航前にオンラインでの申請が必須となります。
導入が延期される可能性もありますが、今後の情報に注意が必要です。
- 導入時期:2026年以降(予定)
- 対象者:短期滞在(90日以内)を目的とする日本のパスポート保持者など
- 特徴:一度承認されれば3年間有効(またはパスポートの有効期限まで)
ETIASの最新情報、導入後の具体的な申請方法や費用については、情報が確定次第、当サイトでも詳しく解説する予定です。
【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
ここからは、忘れてもスペインへの入国自体はできるものの、バルセロナでの旅行が著しく不便になってしまう項目をご紹介します。現地での決済や通信手段、ヨーロッパ特有の盗難対策に関わるため、出発前にチェックしておきましょう。
5. クレジットカードを申し込む
クレジットカードは、バルセロナ旅行において非常に便利なアイテムです。
ヨーロッパはキャッシュレス化が進んでおり、レストラン、カフェ、美術館などでスムーズに決済できます。
また、多額の現金を持ち歩く必要がなくなり、バルセロナで多発するスリや盗難のリスクを軽減する上でも非常に重要です。
海外旅行にクレジットカードが必要な理由
以下のようなメリットがあるため、海外旅行にはクレジットカードを持って行くことをおすすめします。
- 多額の現金を持ち歩かずに済み、盗難リスクを軽減できる
- 現地通貨(ユーロ)の計算をしなくてもスムーズに支払いができる
- 一部のカードには海外旅行保険が付帯されており、万が一の際も安心(※カードにより異なります)
- 空港ラウンジや優待特典など、旅行を快適にするサービスも利用可能(※カードにより異なります)
【イチオシ】海外旅行保険が充実したエポスカード
海外旅行用の1枚目として特におすすめしたいのが「エポスカード」です。年会費永年無料でありながら、海外旅行傷害保険が付帯(※利用付帯)となっており、万が一のトラブルに備えることができます。
- 年会費永年無料で維持費がかからない
- 海外旅行傷害保険が付帯される(航空券やツアー代金の支払いに利用した場合など)
- VISAブランドなのでスペインでのタッチ決済にも便利
出発前の保険準備と、現地での決済手段を兼ねるため、まだお持ちでない方はぜひこの機会にお申し込みください。
複数枚のカードを持つのがおすすめ
海外では、1枚のカードだけに頼るのはリスクがあります。盗難・紛失・磁気不良などでカードが使えなくなる事態に備え、VISAやMasterCardなど異なるブランドのカードを2〜3枚用意しておくと安心です。
筆者は「VISA」「MasterCard」「American Express」の3枚を常に携帯しています。
6. 海外旅行保険に加入する
バルセロナ旅行を安心して楽しむために、海外旅行保険への加入は重要です。
ヨーロッパの医療費は高額になることが多く、万が一の病気や怪我、または荷物の盗難に備えて保険を用意しておくと安心です。
旅行中のトラブルに備えて、事前に保険の準備をしておきましょう。
海外旅行保険の主な加入方法
海外旅行保険は、主に以下の2つの方法で加入できます。
- クレジットカード付帯の保険を利用する(おすすめ):「自動付帯」か「利用付帯」は事前に要チェック
- 保険会社の海外旅行保険に申し込む:クレジットカードの保険では足りない部分をカバー
海外旅行保険に加入しておくことで、万が一のトラブルが起きた際も安心して対応できます。バルセロナ旅行をより快適に過ごすために、出発前の準備として忘れずにチェックしておきましょう。
7. 通信手段を準備する
海外で快適にインターネットを利用するためには、事前に通信手段を準備しておくことが重要です。バルセロナではGoogleマップや配車アプリ(Bolt/Cabifyなど)を使う機会が多いため、インターネット接続がないと行動が大幅に制限されます。
スペインでインターネットを利用する方法4選
海外でインターネットを利用する方法は、主に以下の4つです。
ご自身の状況や好みに合わせて準備をしておきましょう。
- モバイルWi-Fiをレンタルする
- 現地で使えるSIMカードを購入する
- eSIMを契約して渡航前に設定しておく
- 日本のキャリアで海外ローミングを利用する
おすすめの方法:eSIMまたは海外ローミング
個人的には「eSIMの契約」か「海外ローミング」のどちらかがおすすめです。どちらもスマートフォン上で手続きを完結でき、バルセロナ到着後すぐにインターネットを利用開始できるのが大きなメリットです。
筆者は「楽天モバイル」の海外ローミングを利用しています。
アプリ上で簡単に設定が可能で、毎月2GBまで無料で海外ローミングを使うことができます。
8. 必要なアイテムを準備し、パッキングする
スペイン旅行に必要なものを準備したら、荷物のパッキングをしましょう。
出発の前日までには必要なものをスーツケースやカバンに詰めておくと、当日慌てずに済みます。
特にバルセロナはスリ対策として、貴重品を肌身離さず持ち運べるショルダーバッグや、防犯機能付きのバッグを用意することが推奨されます。
バルセロナ旅行の持ち物については、以下の関連記事で詳しくまとめています。

また、ヨーロッパのスリ対策についての記事もありますので、あわせてご覧ください。

【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
ここからは、必須ではありませんが、事前に準備しておくことで「現地での時間の節約」や「旅行の快適度アップ」につながる推奨項目をご紹介します。
9. Visit Japan Webを登録する(帰国用)
Visit Japan Webは、日本政府が提供する入国者向けのオンライン事前登録システムです。
帰国時の税関申告をオンラインで行うことができ、紙の申告書の記入が不要になります。
必須ではありませんが、事前に登録しておくと帰国時の入国手続きをスムーズに進められます。
登録方法については、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご参照ください。

10. 観光スポット・アクティビティを予約する
バルセロナの人気観光スポットは多くの観光客で混雑します。
スムーズに観光を楽しむためにも、事前にチケットを予約しておくことを強くおすすめします。
事前予約がおすすめのバルセロナの観光スポット
バルセロナで予約が可能な観光スポットとして、以下のような施設があります。
- サグラダファミリア
- カサ・バトリョ
- カサ・ミラ
- グエル公園
私はグエル公園で、当日のチケットを購入できずに途方に暮れているご家族を見かけました。
せっかく訪れたのに入場できない、という事態を回避するためにも予約をしましょう。
バルセロナの人気観光スポットの予約方法については、以下の関連記事で詳しく解説をしています。
11. 人気レストラン・バーを予約する
バルセロナには美味しいグルメがたくさんあります。
人気のお店は混雑することが多いため、可能な場合は事前に予約をするのがおすすめです。
特に人気なのは、サグラダ・ファミリアを一望できるルーフトップバーです。
「セルコテル ロセリョン」というホテルの中にあるバーで、宿泊者以外でも予約をすれば入ることができます。
こちらのバーの予約方法は以下の関連記事で紹介しております。


また、予約は不要ですが筆者が訪れたレストランについての記事もあります。ぜひチェックしてみてください。






12. スマートフォンアプリをインストールする
バルセロナ旅行をよりスムーズに行うために、事前に便利なアプリをインストールしておくことをおすすめします。
ここでは、実際に筆者が利用したアプリを2つご紹介します。
Google Maps
「Google Maps」は、個人的に最も使用頻度が高いアプリです。
これをインストールしておけば、観光・乗り換え・レストラン探しなどあらゆる状況で役立ちます。
特に便利なのがオフラインマップ機能です。
あらかじめ地図をダウンロードしておけば、インターネットに接続できない環境でも現在地の確認やルート検索が可能です。
日本にいる間に、訪れる予定のエリアをWi-Fi環境下でダウンロードしておくのがおすすめです。
Sagrada Familia Official
バルセロナ旅行で外せない観光スポットの一つ、サグラダファミリアをより快適に楽しむために、公式アプリ「Sagrada Familia Official」のインストールをおすすめします。
- チケットの事前購入をオンラインで行うことができる
- 入場時のチケットをアプリ上で表示させることができる
- サグラダファミリアについての説明を音声ガイドで聞くことができる (日本語対応)
サグラダファミリアを訪れる予定の方は、事前にインストールしておきましょう!
13. 現地通貨 (ユーロ) の調達手段を考える
バルセロナではキャッシュレス化が進んでおり、「クレジットカード」や「モバイル決済」が主流です。
しかし、すべての場面でカードが使えるわけではありません。
街中の公共トイレや市場などでは現金が必要になることがあります。
そのため、少額の現地通貨も用意しておくと安心です。
現地通貨 (ユーロ) を用意する方法
現地通貨は、以下のいずれかの方法で用意するのが主流です。
どのように現地通貨を取得するか、あらかじめ決めておくと安心です。
- 日本の空港で事前に両替する
- バルセロナの空港や市内の両替所で両替する
- 現地ATMで海外キャッシングを利用する
ちなみに私は「日本の空港での両替」を利用しました。
現金はいくら用意すればいいのか?
筆者の経験から「滞在日数 × 10ユーロ」を目安に用意しておくと安心です。
私は、日本円で10000円 (約60ユーロ)を両替してバルセロナに3泊しましたが、半分以上余りました。
※余ったユーロは次のオーストリア旅行の際に使いました
14. 空港から市内までの交通手段を予約する
バルセロナ・エルプラット空港から市内中心部 (カタルーニャ広場) への移動には、「Aerobus (エアロバス)」という空港シャトルバスが便利でおすすめです。
- 空港から市内中心部まで30~40分でアクセス可能
- 第1ターミナル・第2ターミナルどちらからもバスが出ている
- 5~10分間隔で運行されているため、時間を気にする必要なし
- スーツケース置き場完備
Aerobusは上記のような特徴があります。
詳細やオンライン予約方法は以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。


15. VPNを契約する(セキュリティ対策・地域制限の回避)
旅行中にホテルやカフェ、空港で提供されているフリーWi-Fiを利用する機会は多いですが、これらの公共Wi-Fiはセキュリティが脆弱な場合があります。
大切なパスワードやクレジットカード情報が盗み見られるリスクを避けるため、通信を暗号化する「VPN(仮想プライベートネットワーク)」を導入しておくことを推奨します。
- 公共Wi-Fi利用時の情報漏洩リスクを減らす
- 日本限定の動画サービスなどを海外から視聴できるようになる
VPNは主に上記のような使い道があります。
VPNの詳細やおすすめの「NordVPN」については以下の記事で詳しくご紹介しています。


NordVPNの公式サイトはこちらです。
【関連記事】必須の持ち物・あると便利な持ち物
バルセロナ旅行を快適に楽しむためには、持ち物の準備もとても重要です。
以下の記事では、バルセロナ旅行で準備しておきたい持ち物を重要度別にまとめています。
こちらも合わせてご覧いただき、より万全な準備をしていただければ幸いです。


まとめ
この記事では、バルセロナ旅行前の準備リストとして、以下のポイントを中心にご紹介しました。
- 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
- 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
記事で紹介したものが全ての方に当てはまるわけではありません。
人によっては「これも必要」「これは必要ない」と変わってくると思います。
ご自身のご旅行の目的や価値観に合わせて変えて行っていただければと考えております。
この記事がみなさまの素敵なご旅行の一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!





