世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」の開催地として知られ、BMW博物館やマリエン広場の新市庁舎、そしてノイシュヴァンシュタイン城への玄関口としても人気が高いドイツ・バイエルン州の州都「ミュンヘン」。歴史と現代が調和するこの街は、ヨーロッパを代表する観光都市のひとつとして、多くの旅行者を魅了し続けています。
一方で、いざミュンヘン旅行の計画を立て始めると、現地で快適かつ安全に過ごすための旅行準備について悩む場面も出てきやすいです。特に2026年現在は、ETIAS導入の準備期間であることや、人気観光地の予約難易度上昇、eSIMの普及など、ミュンヘン旅行前に確認しておきたいポイントが増えています。
- 「シェンゲン協定エリアの入国手続きは何が必要?」
- 「ノイシュヴァンシュタイン城などの人気観光地のチケットはいつ予約すべき?」
- 「現地のインターネット(eSIMやWi-Fi)はどれを選べばいい?」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ドイツ・ミュンヘン旅行前の準備リストを次の3つのカテゴリに分けて整理しました。
- 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
- 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
それぞれの項目について、2026年最新の情報や、お得かつスムーズに予約・準備を進めるコツも交えながら解説します。出発直前になって「あれをしておけばよかった」と後悔しないよう、このミュンヘン旅行準備リストを使ってチェックしながら計画を進めてみてください。
ミュンヘン旅行準備チェックリスト
まずは、この記事で紹介している準備項目を一覧でご確認ください。チェックボックスとして活用しながら、準備を進めていきましょう。
📋 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる項目
- ☐ パスポートの有効期限(シェンゲン協定国出国予定日から3ヶ月以上+発行後10年以内)を確認
- ☐ 航空券を予約
- ☐ 宿泊先(ホテル)を予約
- ☐ ETIAS(エティアス)の最新情報を確認
📋 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- ☐ クレジットカードを申し込む(複数枚推奨)
- ☐ 海外旅行保険に加入
- ☐ 通信手段を準備(eSIM・SIMカード・Wi-Fi・ローミング)
- ☐ 必要なアイテムを準備し、パッキング(防犯対策含む)
📋 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる項目
- ☐ Visit Japan Webを登録(帰国用)
- ☐ 観光スポット・アクティビティを予約
- ☐ スマートフォンアプリをインストール
- ☐ 現地通貨(ユーロ)の調達手段を決定
- ☐ VPNを契約(セキュリティ重視の方)
【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
まずは、「ドイツに入国できない」「フライトに搭乗できない」といった重大なトラブルに直結しやすい、ミュンヘン旅行で最優先で準備したい項目から確認していきます。特にシェンゲン協定エリアへの入国では、パスポートの残存期間や発行日の条件があるため、早めに確認しておくとスムーズです。
1. パスポートの有効期限(残存期間)を確認する
ミュンヘン旅行の準備で最初に確認しておきたいのが、パスポートの有効期限です。ドイツを含むシェンゲン協定エリアに渡航する際には、以下の2つの条件を満たす必要があります。
📌 シェンゲン協定エリア入国時のパスポート要件
- シェンゲン協定エリアからの出国予定日から3ヶ月以上の有効期間が残っていること
- パスポートが10年以内に発行されたものであること
有効期限が不足していると、ドイツ入国前に航空会社のチェックインカウンターで搭乗を断られるケースもあるため、旅行を決めた段階で早めに確認しておきましょう。
📌 早急な対応が必要な方
- パスポートをまだ取得していない方
- 有効期限が「ドイツ出国予定日+3ヶ月」未満の方
- パスポートの発行日が10年以上前の方
上記のどれかに当てはまる場合は、できるだけ早めにパスポートの「新規取得」または「更新手続き」を進めておきましょう。2025年3月以降はオンライン申請にも対応し、自宅から手続きを完結できるようになっています。手続き方法や最新情報は、外務省の公式サイトで事前に確認しておくと安心です。
2. 航空券を予約する
ミュンヘン旅行の日程が決まったら、次は航空券の予約です。特にミュンヘンのハイシーズン(オクトーバーフェスト開催期間やクリスマスマーケットの時期)は、直前になるほど希望の時間帯の便が埋まりやすく、料金も高くなりやすいため、日程が固まり次第、早めにチェックしておきたいところです。
航空券比較サイトで効率的に最安値を探す
航空券を探すときは、複数の航空会社・ルート・日程を一括で比較できる航空券比較サイトを活用すると便利です。特定の日付だけでなく、前後数日を含めて検索することで、ミュンヘン行きのフライト料金を抑えられる可能性も広がります。
代表的なサービスとしては、Googleフライトやスカイスキャナーなどが使いやすく、価格推移の確認や最安値日程の探索に役立ちます。
おすすめの航空会社:カタール航空
日本からミュンヘンへは直行便がありますが、できるだけコストを抑えたい方は中東で乗り継ぐルートもおすすめです。筆者がミュンヘン旅行でおすすめしたいのがカタール航空です。世界的な評価も高く、長時間のフライトでも快適に過ごせる航空会社として知られています。
✈️ カタール航空のおすすめポイント
- 機内食やアメニティの質が高く、長距離フライトでも快適性が保たれている
- ハブ空港であるドーハ・ハマド国際空港(DOH)での乗り継ぎがスムーズで、設備も充実している
- ヨーロッパ各都市への路線網が豊富で、ミュンヘン以外の都市との周遊旅行にも対応しやすい
- 世界の航空会社ランキングで常に上位にランクインしている実績がある
日本からミュンヘンへの移動時間を快適に過ごしたい方は、候補のひとつとして検討してみてください。
3. 宿泊先(ホテル)を予約する
航空券とあわせて、ミュンヘンでの宿泊先も早めに押さえておくと安心です。ミュンヘンは人気観光地のため、立地の良いホテルやコスパの高いホテルは早い段階で埋まりやすい傾向があります。特にマリエン広場周辺やミュンヘン中央駅近辺など、観光に便利なエリアのホテルは早めの予約が推奨されます。
宿泊先選びで失敗しにくくするポイント
筆者がミュンヘン旅行でホテルを選ぶときに意識したポイントは、次のような点です。
🏨 宿泊先選びのチェックポイント
- 治安:ホテル周辺の安全性(特に夜の雰囲気や人通り。中心地は比較的安心です)
- 立地:地下鉄駅や主要観光地、空港からのアクセス(マリエン広場周辺がおすすめ)
- 部屋:部屋の広さ・清潔さ・バス&トイレの使い勝手
- 予算:宿泊費と、観光・ビール・レストランにかける費用とのバランス
- 口コミ:実際の宿泊者のレビューや写真で、気になる点がないか
複数のホテル予約サイトを比較するのがおすすめ
同じミュンヘンのホテルでも、予約サイトによって料金やキャンセル条件が異なることがあります。複数サイトを比較しながら探すことで、希望条件に近いホテルを見つけやすくなります。代表的なホテル予約サイトとしては、アゴダ(Agoda)・エクスペディア(Expedia)・Booking.com などが挙げられます。
4. ETIAS(エティアス)の最新情報を確認する
ドイツを含むシェンゲン協定エリアでは、現在ビザなしで渡航が可能ですが、2026年以降に「ETIAS(エティアス)」が導入される予定です。ETIASは、観光・商用目的で90日以内の短期滞在を目的とする渡航者に対し、事前にオンラインで申請と承認を得ることを義務付ける制度です。アメリカのESTAやイギリスのETAと同様の仕組みと考えるとわかりやすいでしょう。
ETIASはビザではありませんが、渡航前にオンラインでの申請が求められるようになります。導入時期は延期される可能性もありますが、今後の情報には注意が必要です。
📌 ETIASの概要(※導入時期等は変更される可能性があります)
- 導入時期:2026年以降(予定)
- 対象者:短期滞在(90日以内)を目的とする日本のパスポート保持者など
- 特徴:一度承認されれば3年間有効(またはパスポートの有効期限まで)
ETIASの最新情報、導入後の具体的な申請方法や費用については、情報が確定次第、当サイトでも詳しく解説する予定です。参考:ETIAS公式サイト(英語)
【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
ここからは、忘れていてもドイツへの入国自体はできますが、現地での行動がかなり不便になりやすい準備項目をまとめました。支払い手段や通信手段、保険など、旅行中の安心感に直結するポイントなので、出発前にひと通りチェックしておくと安心です。
5. クレジットカードを申し込む
ミュンヘンはキャッシュレス化が進んでおり、街中のレストランやカフェ、美術館はもちろん、地下鉄やトラムのチケットもクレジットカードで支払いができます。そのため、ミュンヘン旅行ではクレジットカードがあると非常に便利です。また、多額の現金を持ち歩く必要がなくなり、ミュンヘンでも注意が必要なスリや盗難のリスクを軽減する上でも重要な準備といえます。
カード発行には通常1〜2週間ほどかかることが多いため、旅行の日程が決まったタイミングで申し込みをしておくと余裕を持って準備できます。
海外旅行にクレジットカードが必要な理由
海外旅行でクレジットカードを準備しておくと、次のようなメリットがあります。
💳 クレジットカードのメリット
- 多額の現金を持ち歩かなくてよくなり、盗難・紛失のリスクを減らせる
- 為替レート計算を気にせず、そのままカードで支払える
- 一部のカードには海外旅行保険が付帯しており、万が一のときの備えになる(※内容はカードごとに異なる)
- 空港ラウンジの利用や優待サービスなど、旅を快適にする特典を利用できる場合もある(※カードにより異なる)
【イチオシ】海外旅行保険が充実したエポスカード
海外旅行用の1枚目として使いやすいのが、年会費永年無料のエポスカードです。年会費無料ながら、海外旅行傷害保険(利用付帯)が付いているため、ミュンヘン旅行の決済手段+保険の一部カバーとして活用できます。
🎫 エポスカードのおすすめポイント
- 年会費永年無料でランニングコストがかからない
- 条件を満たせば海外旅行傷害保険が付帯(航空券やツアー代金の支払いに利用した場合など)
- VISAブランドで、ミュンヘンでのタッチ決済にも対応しやすい
出発前に保険と決済手段の両方を準備しておきたい方は、この機会に1枚作っておくと後の旅行でも活用しやすいです。
クレジットカードは複数枚あるとより安心
海外では、1枚のカードに頼りきりにするのは少しリスクがあります。盗難・紛失・磁気不良・システム障害などでカードが使えなくなったときに備えて、国際ブランドの異なるカードを2〜3枚持っておくと安心度が上がります。筆者も海外旅行の際は、VISA・MasterCard・American Expressの3枚を携帯するようにしています。
6. 海外旅行保険に加入する
ミュンヘンは医療水準が高い一方で、現地で病院を受診した場合の医療費は高額になることがあります。病気やケガ・盗難・航空機の遅延など、さまざまなトラブルに備える意味で、海外旅行保険への加入もミュンヘン旅行の重要な準備のひとつです。短期間の旅行であっても、万が一のときの負担を軽くするために、出発前に補償内容を確認しておくと安心感がぐっと変わります。
海外旅行保険の主な加入方法
海外旅行保険には、主に次の2つのパターンで加入できます。
🛡️ 海外旅行保険の加入パターン
- クレジットカード付帯の保険を利用する(おすすめ)
「自動付帯」か「利用付帯」かで条件が変わるため、事前に確認が必要です。 - 保険会社の海外旅行保険に個別に申し込む
クレジットカード付帯では足りない補償額や補償範囲をカバーできます。
クレジットカード付帯+任意の海外旅行保険の組み合わせで、医療費・携行品・賠償責任などをバランスよくカバーしておくと、ミュンヘン旅行中の安心感が高まります。
7. 通信手段を準備する
ミュンヘン旅行中も、地図アプリや交通機関のアプリ(DB NavigatorやMVV-Appなど)、翻訳アプリなどを使う機会は多くなりがちです。そのため、出発前に現地でのインターネット接続手段を準備しておくと、ストレスの少ない旅行につながります。
ミュンヘンでインターネットを使う4つの方法
ミュンヘン旅行中の通信手段としては、主に次の4パターンがあります。スマホの対応状況や、同行者の有無、データ容量の希望などにあわせて選んでみてください。
| 手段 | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| eSIM | 物理カード不要。アプリで設定完了。 | スマホ操作に慣れている人 |
| SIMカード | 現地空港で購入・入替。安価。 | 設定に慣れている人 |
| レンタルWi-Fi | ルーターを持ち歩く。複数人でシェア。 | 設定が不安な人、複数人旅行 |
| 海外ローミング | 普段の番号をそのまま使用 | 手軽さを重視する人 |
おすすめの通信手段:eSIMまたは海外ローミング
個人的には「eSIM」または「海外ローミング」がおすすめです。どちらもスマートフォン上で手続きが完結し、到着後すぐに利用できます。特に楽天モバイルのような、毎月一定量まで追加料金なしで海外ローミングが使えるプランは、短期旅行から中長期の周遊旅行まで幅広く対応できる優秀な選択肢です。
筆者は実際に、ミュンヘン・ウィーン・ブラチスラバ(日帰り)・プラハを2週間弱で周遊した際、楽天モバイルの無料データのみで乗り切ることができました。この旅行では月を跨いだ(6月と7月)ため、楽天モバイルの無料データは合計4GBとなり、複数都市を巡る周遊旅行でも十分に対応できました。
📱 海外ローミング利用時の参考データ(実体験)
- ルート:ミュンヘン・ウィーン・ブラチスラバ・プラハを2週間弱で周遊
- データ容量:月跨ぎ(6月→7月)により合計4GB(2GB×2ヶ月分)を無料で利用
- 主な用途:地図アプリ・レストラン検索・鉄道時刻検索・SNS投稿など通常の使い方
- 結果:追加料金なしで全期間を快適に過ごすことができた
- アプリから簡単にローミングのオン・オフを切り替えられて便利
このように、旅行日程によっては月跨ぎのタイミングを活用することで、通信費を大幅に節約できる可能性があります。ミュンヘンだけの短期旅行であれば2GB程度でも十分ですが、周遊旅行を計画している方にとっては、この仕組みを知っておくと非常に有用です。
8. 必要なアイテムを準備し、パッキングする
ミュンヘン旅行に必要なものがそろってきたら、パッキングを進めておきましょう。前日になって一気に荷造りをすると、変換プラグ(ドイツはCタイプ)などの小物を入れ忘れやすくなるので、数日前から少しずつスーツケースに入れていくと安心です。特にミュンヘンでも人混みではスリ対策として、貴重品を肌身離さず持ち運べるショルダーバッグや、防犯機能付きのバッグを用意することが推奨されます。
ミュンヘン旅行の持ち物については、こちらの記事で必需品・あると便利なグッズをリスト形式で詳しくまとめています。チェックリスト代わりに活用してみてください。

また、ヨーロッパのスリ対策についての記事もありますので、あわせてご覧ください。

【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
ここからは、準備しておくと旅行がより快適になる項目をご紹介します。すべてを行わなくてもミュンヘン旅行自体は楽しめますが、時間と労力の節約につながるものばかりなので、余裕があれば検討してみてください。
9. Visit Japan Webを登録する(帰国用)
Visit Japan Webは、日本帰国時の入国手続きをオンラインで事前登録できる、日本政府の公式サービスです。税関申告などを事前に入力しておくことで、帰国時に紙の申告書を記入する手間を省くことができます。登録は必須ではありませんが、ミュンヘンからの帰国時に入国手続きの時間短縮が期待できるため、余裕があるタイミングで済ませておくと便利です。
登録の流れや入力画面は、次の記事で画像付きで詳しく解説しています。

10. 観光スポット・アクティビティを予約する
ミュンヘンには、ノイシュヴァンシュタイン城をはじめ、ニンフェンブルク城、レジデンツ宮殿、BMW博物館など、人気の観光スポットが集まっています。繁忙期や週末はチケットが売り切れることもあるため、オンラインでの事前予約を検討しておくと安心です。オンライン予約を活用すれば、当日にチケット売り場の長い行列に並ぶことなく、限られた滞在時間を有効に使いやすくなります。時間指定のチケットであれば、その時間帯に合わせて1日のスケジュールを組み立てやすいのもポイントです。
事前予約がおすすめのミュンヘンの観光スポット
事前予約を検討したいミュンヘンの代表的な観光スポットは、次の通りです。
🎫 事前予約推奨スポット
- ノイシュヴァンシュタイン城
- ニンフェンブルク城
- レジデンツ宮殿
- BMW博物館・BMW Welt
せっかく訪れたのに入場できない、という事態を回避するためにも予約をしておくことが推奨されます。ミュンヘンの人気観光スポットである「ノイシュバンシュタイン城」の予約方法と行き方については、以下の関連記事で詳しく解説をしています。

11. スマートフォンアプリをインストールする
ミュンヘン旅行をよりスムーズに楽しむために、事前にインストールしておくと便利なスマホアプリをいくつかご紹介します。どれも無料で利用でき、現地での移動や観光の効率アップに役立ちます。
Google Maps
Google Mapsは、ミュンヘン旅行中に最も活躍するアプリのひとつです。観光スポットやレストランの検索はもちろん、地下鉄やトラムを含めたルート検索にも対応しているため、初めてのエリアでも迷いにくくなります。特に便利なのが、オフラインマップ機能です。事前にミュンヘン全域や訪れる予定のエリアをダウンロードしておけば、通信環境が不安定な場所でも現在地の確認やルート検索ができます。出発前にWi-Fi環境で地図データをダウンロードしておくと安心です。
DB Navigator
ドイツ国鉄(DB)の公式アプリで、鉄道や長距離バスの検索・予約・乗車がスマホひとつで完結します。ドイツ国内はもちろん、周辺国(オーストリア、チェコなど)への国際列車もこのアプリで手配可能です。
📱 アプリの主な機能
- 日本にいる間にチケットを購入することが可能
- チケットはアプリ内でQRコードとして管理可能(紙のチケット不要)
- 遅延やプラットフォームの情報もアプリで確認可能
現地でドタバタしないためにも、事前にインストールしておくことをおすすめします。DB Navigatorアプリでの具体的なチケット購入手順については、画面キャプチャ付きで詳しく解説した記事を用意しています。初めてドイツ鉄道を利用する方でも迷いにくい内容にしているので、ミュンヘン発着で周辺都市への列車移動を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

MVV-App
MVV-Appは、ミュンヘン市内および周辺エリアの公共交通機関(S-Bahn・U-Bahn・トラム・バスなど)の検索・チケット購入ができる、ミュンヘン交通連合(MVV)公式のアプリです。日本にいる間にチケットを購入することができ、チケットはアプリ内でQRコードとして管理できるため紙のチケットが不要です。ミュンヘン市内を観光する予定がある方は、インストールしておきたいアプリのひとつです。
MVV-App
Muenchner Verkehrs- und Tarifverbund Gesellschaft mit beschraenkter Haftung (MVV)posted withアプリーチ
MVV-Appの詳細や、チケット購入方法については以下の記事で詳しくご紹介しています。

また、ミュンヘン市内の地下鉄・トラム・バスの料金体系や乗り方の基本ルール、ゾーン制の仕組みなど、お得なチケットの種類についても以下の記事で網羅的にまとめています。アプリの使い方と合わせて確認しておくと、現地での移動がぐっとスムーズになります。

12. 現地通貨(ユーロ)の調達手段を考える
ミュンヘンでは、クレジットカードやモバイル決済が広く普及しているため、ほとんどの場面でキャッシュレス決済が可能です。とはいえ、市場や小規模店舗、一部の公共トイレなどでは現金のみの場合もあるため、少額のユーロを用意しておくと安心です。「どのタイミングで、どの方法で現地通貨を用意するか」を出発前に決めておくと、到着後に慌てずに済みます。
現地通貨(ユーロ)を用意する主な方法
ユーロを入手する代表的な方法は、次の3つです。
💱 現地通貨の調達方法
- 日本の空港で事前に両替しておく
- ミュンヘン到着後、空港や市内の両替所で両替する
- 現地ATMでクレジットカードの海外キャッシングを利用する
筆者の場合は、以前のバルセロナ旅行で余った30ユーロをそのまま持参しました。ユーロは複数のヨーロッパ諸国で共通して使える通貨のため、一度両替しておけば次の旅行でも使い回せるのが大きなメリットです。前回のヨーロッパ旅行で現金が余った場合は、そのまま保管しておいて次回活用するという方法も検討してみてください。ミュンヘン国際空港内にもATMや両替所がありますが、到着後すぐに現金が必要になる場面もあるため、事前に少額を用意しておくと安心です。
ミュンヘン旅行で現金はいくら用意しておくと安心?
ミュンヘン旅行で用意する現金の目安は、筆者の経験上、「滞在日数 × 10ユーロ」程度をひとつの基準にするとバランスがよいと感じていますが、実際にはそれ以下でも十分対応可能です。
筆者は実際に、ミュンヘン・ウィーン・ブラチスラバ・プラハを2週間弱で周遊した際、以前のバルセロナ旅行の際に余った30ユーロのみで乗り切ることができました。支払いのほとんどをクレジットカードで行い、現金は本当に必要な場面(公共トイレの利用料金や一部の小規模店舗)にだけ使うというスタイルです。
ミュンヘンを含むヨーロッパの主要都市では、レストラン・カフェ・観光施設・交通機関のチケットなど、主要な支払いはほぼすべてカード決済が可能でした。このため、クレジットカードをメインとしつつ、補助として20〜50ユーロ程度の現金を持っておく程度でも十分に対応できると感じています。余ったユーロは次のヨーロッパ旅行の際に使うことができるため、使い道に困ることもありません。
13. VPNを契約する(セキュリティ対策・地域制限の回避)
ホテルや空港、カフェなどで提供されているフリーWi-Fiは便利ですが、通信が暗号化されておらず、第三者に情報を盗み見られるリスクが残る場合もあります。インターネットバンキングやクレジットカード情報の入力など、重要な通信を行う可能性がある方は、VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用も検討してみてください。VPNを通して通信することで、データが暗号化され、公共Wi-Fi利用時のセキュリティリスクを下げる効果が期待できます。
🔒 VPN利用のメリット
- ホテルやカフェなどの公共Wi-Fi利用時の情報漏洩リスクを軽減
- 日本からのみ視聴可能な動画サービスなどを、海外からも視聴できる
VPNサービスの仕組みや、筆者が利用している「NordVPN」の特徴については、次の記事で詳しく解説しています。

NordVPNの公式サイトはこちらから確認できます。
ミュンヘン旅行準備に関するFAQ
最後に、ミュンヘン旅行の準備に関してよく寄せられる質問をまとめました。
- ミュンヘン旅行の準備はいつ頃から始めればいいですか?
-
航空券やホテルなどの主要な予約は出発の2〜3ヶ月前からチェックしておくと、選択肢も多く、料金も比較しやすいです。パスポートの有効期限確認やクレジットカードの新規発行など、時間がかかりやすいものも含めて、遅くとも出発1ヶ月前までに大枠を整えておくイメージだと安心です。
- ミュンヘン旅行にビザは必要ですか?
-
日本のパスポートを持つ日本人が、観光目的かつ短期滞在でミュンヘンを訪れる場合、多くのケースではビザは求められていません。ただし、2026年以降にETIAS(エティアス)が導入される予定です。入国条件は予告なく変更される可能性があるため、最新情報は在ドイツ日本大使館やETIAS公式サイトなどで事前に確認しておくと安心です。
- ミュンヘンでの通信手段はどれがおすすめですか?
-
個人的には「eSIM」または「海外ローミング」がおすすめです。どちらもスマートフォン上で手続きが完結し、到着後すぐに利用できます。筆者の場合、ミュンヘン・ウィーン・ブラチスラバ・プラハを2週間弱で周遊した際、楽天モバイルの無料データ(月跨ぎで合計4GB)のみで快適に過ごせました。短期旅行から周遊旅行まで幅広く対応できるため、特におすすめの選択肢です。複数人で旅行する場合は、モバイルWi-Fiのレンタルも検討する価値があります。
- ミュンヘン旅行中、現金とカードはどのくらいのバランスがいいですか?
-
ミュンヘンはキャッシュレス化が進んでいるため、支払いのメインはクレジットカード、補助として少額の現金というバランスが最適です。筆者は実際に、ミュンヘン・ウィーン・ブラチスラバ・プラハを2週間弱で周遊した際、わずか30ユーロの現金のみで乗り切ることができました。目安としては20〜50ユーロ程度の現金+クレジットカード複数枚という組み合わせで、ほとんどのシーンに対応できます。現金は公共トイレや一部の小規模店舗でのみ使用し、それ以外はすべてカード決済という形が効率的です。
【関連記事】ミュンヘン旅行の持ち物や注意点について
ミュンヘン旅行で必須・あると便利な持ち物
ミュンヘン旅行を快適に楽しむためには、事前の持ち物準備も重要なポイントです。次の記事では、ミュンヘン旅行で用意しておきたい持ち物を「必需品」と「あると便利なアイテム」に分けて整理しました。旅行準備の仕上げとして、あわせてチェックしてみてください。

ヨーロッパ旅行で知っておきたいスリ対策
ミュンヘンを含むヨーロッパの観光地では、スリや置き引きなどの犯罪が発生しやすい傾向があります。旅行前に知っておきたいスリ対策や、おすすめの防犯グッズについては、以下の記事でまとめています。

まとめ
この記事では、ドイツ・ミュンヘン旅行前の準備リストとして、次の3つの観点から必要な準備を整理しました。
📋 ミュンヘン旅行準備の3つのカテゴリ
- 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
- 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
ここで紹介した内容は、筆者の実体験と最新の公式情報をもとにまとめたものですが、ミュンヘン旅行のスタイルや予算、重視したいポイントは人それぞれ異なります。「これは自分の旅行に合っている」「これはあまり使わなさそう」など、ご自身の目的や価値観に照らし合わせながら、自分なりのミュンヘン旅行準備リストにカスタマイズして活用してみてください。
この記事が、みなさまのミュンヘン旅行の計画づくりや準備の参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

