はじめに
この記事の対象者
- 日本国籍をお持ちの方
- 観光、親族・知人訪問、商用、短期留学などの目的でイギリスに6ヶ月以内の滞在日数で渡航予定の方
- 一度イギリスに入国した上で乗り継ぎをされる予定の方
この記事でわかること
- イギリスへの渡航に必要なETAの概要
- アプリを使用した具体的な申請手順
ETAとは?
概要
ETAは”Electronic Travel Authorization”の略で電子渡航認証のことです。
2025年1月8日から、イギリスへ渡航する場合ETAの申請・承認が必要となりました。
一度ETAが承認されると、承認された日から2年間もしくはパスポートの有効期限のどちらか早い日付まで、何度でもイギリスに渡航をすることができます。
申請時期
渡航予定日の1週間程度前までには申請を済ませておくことをおすすめします。
ETAを申請してから承認されるまでは、通常約3営業日程度かかります。
※3営業日はあくまで目安ですので、場合によっては前後する可能性があります。
申請費用
2025年4月9日以降、申請には16ポンドの費用がかかります(日本円にして約3069円)
事前準備
スマートフォン
アプリを使用しての申請となるためスマートフォンを準備しておきましょう。
パスポートの読み取りなどでカメラの機能も利用します。
UK ETAアプリ
申請はこちらのアプリを利用して行うことになります。
お手持ちのスマートフォンにインストールしておきましょう。
UK ETAのアプリは以下からインストール可能です!
クレジットカード
申請費用を支払うにあたってクレジットカードが必要になります。
Apple payやGoogle payを使用して支払うこともできるので、すでにお持ちのスマートフォンにクレジットカードを登録されている方は不要です。
パスポート
申請の手順の中でパスポートの顔写真ページの読み込み・チップの読み込みがありますので用意しておきましょう。
申請手順
ここからはUK ETAアプリの画像を用いて実際の申請手順を説明させていただきます。
UK ETAアプリの起動
大まかな申請の流れが記載されています。
- 個人の識別
- 質問への回答
- お支払い

申請にあたって必要なものについての説明が記載されています。
- パスポート
- 有効なメールアドレス
- クレジットカード もしくは デビットカード
Apple pay or Google payを使用できる旨も記載されています。

自分自身の申請、もしくは一緒にいる方の申請の場合はこのアプリから行うことができます。
もし一緒にいない別の方の申請を行う場合はオンラインからの申請となります。

ETAの有効期限や申請の金額などが記載されています。
また、アプリの操作をせずに30分間が経ってしまうとタイムアウトしてしまいます。
お時間のある時に申請を行うようにしましょう。


メールアドレス・電話番号の入力
こちらの画面で入力したメールアドレス宛にETAの承認完了のメールが届くことになります。

入力したメールアドレス宛に、認証コードが記載されているメールが届きます。
この認証コードは10分で期限切れになってしまいますので注意してください。

上記で確認した6桁の番号を入力したら”Continue”をタップしてください。

Country codeは元々”+81″が入っているのでそのままで大丈夫です。
もし入っていなければ”+81″を選択してください。

パスポートの画像読み取り
日本のパスポートであれば、カメラマークがついていると思いますので”Yes”を選択しましょう。

ここで確認しているのは青枠で囲ったマークのことです。

読み取りについての説明が記載されています。
パスポートの顔写真ページを開いて用意しておきましょう。

真ん中あたりの白い枠に、パスポートの顔写真ページを合わせて読み取ってください。
場合によっては「カメラを許可しますか?」というポップアップが出てきます。
その時は”許可する”を押しましょう。

An image of your document has been successfully taken.
という表示が出ていれば読み取り成功ですので次へ進みましょう。

パスポートのスキャン
続いてパスポートに内蔵されているチップをスマートフォンで読み取ります。
ケースをつけていると読み取りに失敗してしまうことがあるので、この時点で一度外しておきましょう。
準備ができたら”Continue”ボタンを押してください。

スマートフォンの上半分をパスポートにかざしてしばらく待ちましょう。
“Access chip completed”というポップアップが出てきたら読み取り完了ですので”OK”を押しましょう。


顔のスキャン・顔写真の撮影

ご自身の顔をカメラに表示されている枠に合わせて読み取ってください。
“Scan face completed”という表示が出たら成功ですので、”OK”を押してください。

続いて顔写真の撮影となります。
先ほどのものは申請者が人間であることの確認で、ここで撮影するのは個人を識別するための写真となります。

顔写真を撮影するにあたり、物が写り込まない場所に移動しましょう。
家の中であれば明るい無地の背景の場所が好ましいです。
準備ができたら”Next”をタップしてください。


カメラの枠に合わせて写真を撮りましょう。
撮った写真が問題なければ”Your photo meets our requirement”というメッセージと共に撮影した写真が表示されます。
問題なければ、右下の”Use this photo”ボタンをタップしてください。

個人情報の入力〜支払い
住所の記載はわかりづらいですが、日本とは逆の順番で記載いただければ問題ありません。
- Address line 1: 番地や建物名や階数など
- Address line 2: 市区町村以下(~丁目など)
- Address line 3: 市区町村
- Town or city: 住んでいる都道府県を入力(TOKYO, OSAKAなど)
- Postcode or zip code: 7桁の郵便番号を”-“なしで入力
- Country: プルダウンから”Japan”を選択
入力が終わったら”Continue”をタップしてください。


仕事をしているかどうかという質問です。
自営業の方を含めて仕事をしている方であれば”Yes, I have a job”を選択してください。
Your jobについては自由にテキストに記載する方式となっています。
会社員の方は”Office worker”などで問題ありません。

これまでに何らかの罪で有罪判決を受けたかどうかという質問です。
ここでは”No”を選択して説明を続けていきます。

リストアップされているような行為に関与した経験もしくは疑われた経験がなければ”No”を選択してください。
基本的に”No”になると思いますのでその場合で説明を続けていきます。

これまでに入力した内容に間違えがないか今一度確認してください。
問題がなければ”Continue”をタップしてください。


申請にあたっての注意事項が記載されています。
入力した内容に虚偽があった場合ペナルティが発生する可能性がある、ということが記載されています。

どの国から申請をしているかという質問です。
ここで選択した国に基づいて、支払い時の通貨が決まります(日本を選択すると円での決済となります)

青枠で囲った部分が今回支払う金額となります。
確認後に”Continue to payment”をタップしてください。

クレジットカードかApple pay/Google payを選択できます。
すでにスマートフォンにクレジットカードを紐づけている場合はApple pay/Google payがおすすめです。

お支払いが完了したら以下のような画面になります。
“Done”を押してアプリを閉じてしまって問題ありません。
また、下の画像のようなメールが届いているはずなのでこちらも合わせてご確認ください。
大体3営業日くらいで承認される、ということが記載されています。


承認されたら”Your application approved”というメールが届きます。
このメールが届けば、有効期間内でしたらいつでもイギリスに入国することができます。
このメールを入国時に見せるようなことは特にありませんのでご安心ください。

まとめ
この記事では、2025年1月8日から新たに始まったイギリスのETA(電子渡航認証)について、概要や申請手順を解説させていただきました。
この記事が皆様のお役に立てれば嬉しいです!
イギリス旅行で素敵な時間をお過ごしください。