グアムは、日本人に人気の高い海外旅行先のひとつです。
飛行機で約3〜4時間という近さや、美しいビーチ、日本語の通じやすさから、初めての海外旅行にもおすすめの渡航先です。
とはいえ、
- 「グアム旅行前に準備すべきことは何か?」
- 「準備が足りているか不安・・・」
と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな疑問や不安を解消するために、この記事ではグアム旅行前に必ずやっておきたい準備をリスト化してご紹介します。
準備は大きく以下の2つに分けられます。
- パスポートの有効期限チェックや入国申請など、旅行前に必ず行いたい基本の準備 (必須項目)
- アプリのインストールなど、旅行をより快適にするための準備 (任意項目)
それでは、グアム旅行を100%楽しむための準備リストを詳しく見ていきましょう!
【必須項目】グアム旅行前に必ずやるべき準備
パスポートの有効期限を確認する
グアムに渡航する際、最初に必ず確認したいのがパスポートの有効期限です。
入国には「入国時点で45日以上の残存期間」が望ましいとされています。
有効期限が不足していると入国を拒否されるケースもあるため、出発が決まった時点で早めに確認しましょう。
- パスポートをまだ取得していない方
- 有効期限がグアム入国予定日から45日未満の方
上記に当てはまる方は、できるだけ早めにパスポートの「新規取得」または「更新手続き」を行ってください。
2025年3月以降は、オンライン申請も可能になっており、窓口に行かずに手続きが完了します。
詳しくは、外務省の公式サイトで最新情報をご確認ください。
航空券を手配する
旅行の日程が決まったら、できるだけ早めに航空券を予約しましょう。
直前になると希望の便が取りにくくなったり、料金が高くなることもあります。
グアムへの所要時間
日本からグアムへは直行便が運航されています。
直行便の所要時間はおよそ3時間半〜4時間前後です。
※所要時間は出発空港によって多少異なります。
グアム行きの便がある日本の空港
以下の空港からグアムへの直行便が就航しています。
- 東京・羽田空港 (HND):ユナイテッド航空
- 東京・成田空港 (NRT):JAL、ユナイテッド航空
- 大阪・関西国際空港 (KIX):ユナイテッド航空、ティーウェイ航空
航空券比較サイトで最安値を探す
航空券を探す際は、複数の航空会社や料金を一括で比較できる航空券比較サイトの利用がおすすめです。
最安値の航空券を効率よく見つけることができます。
代表的なサイトには「Google フライト」や「スカイスキャナー」があります。
おすすめの航空会社:JAL (日本航空)
グアム旅行の航空券を手配するなら、筆者のおすすめは「JAL (日本航空)」です。
日本の航空会社のため、馴染みのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
世界的にも評価が高く、毎年スカイトラックス (Skytrax) のランキングでも上位にランクインしています。
スカイトラックスのランキングに興味がある方は、こちらからご覧いただけます。
世界の航空会社ランキングTOP10 (2025年)
実際にグアム旅行でJAL (日本航空) を利用して感じた魅力は以下の通りです。
- 日本の航空会社のため英語が苦手な方でも安心
- 機内コンテンツ (映画など) が日本人向けで充実している
- 機内食が日本人向けの味付けで美味しい (私が搭乗したときは親子丼でした)
- シートピッチが84cmでかなり広々使える (平均的な飛行機のシートピッチは79cm)
赤ちゃん連れの方も利用していたので、小さいお子様がいるファミリーにも非常におすすめです。
JAL (日本航空) の航空券は「公式サイト」から行うことができます。
ホテル・宿泊先を予約する
航空券の手配と同じタイミングで、できるだけ早めに宿泊先の予約も進めましょう。
人気のホテルは早く埋まることが多く、直前になると選択肢が限られることもあります。
宿泊先選びで失敗しないためのポイント
筆者が海外旅行で宿泊先を選ぶときに意識しているポイントは以下の通りです。
- 治安:ホテル周辺の安全性 (特に夜間の雰囲気)
- 立地:空港や主要観光地へのアクセスが便利か
- 部屋:部屋の広さや清潔感、バス・トイレの使いやすさ
- 予算:観光や食事にかける費用とのバランスが取れているか
- 口コミ:実際の宿泊者の評価を見て、トラブルや不満点がないか
グアムで人気の宿泊エリア
グアム旅行で多くの人が宿泊するのが、島の中心部に位置する「タモン」エリアです。
このエリアに宿泊するメリットは以下の通りです。
- 多くの大型ホテルやリゾートが集中している
- 徒歩圏内にビーチ・ショッピングモール・レストランが充実している
- 空港からタクシーで15分程度でアクセスできる
タモンにも様々なホテルがあるため、旅行の目的に合ったホテルを選ぶことが、快適な滞在のポイントです。
おすすめのホテル予約サイト
筆者はホテル探しや予約の際に「アゴダ」をよく利用しています。
- シンガポールに本社を置く企業のためアジア圏に強い
- 他の予約サイトと比較して最安値であることが多い
- 会員限定やアプリ限定割引などがある
上記のような特徴があります。
ただし、アゴダだけでなく他の選択肢も検討してみると、予想外のお得な料金が見つかることもあります。
その他のホテル予約サイトは、以下のようなものがあります。
それぞれのサイトのキャンペーンや特典もチェックしつつ、希望条件に合った宿泊先を見つけてみてください。
クレジットカードを用意する
クレジットカードは、海外旅行において必須ともいえるアイテムです。
現地での支払いはもちろん、海外旅行保険や空港ラウンジなどの付帯特典が受けられるカードもあります。
カードの発行には、通常1〜2週間ほどかかるため、旅行の予定が決まったら早めに申し込むのがおすすめです。
海外旅行にクレジットカードが必要な理由
以下のようなメリットがあるため、海外旅行にはクレジットカードを持って行くことをおすすめします。
- 多額の現金を持ち歩かずに済み、盗難リスクを軽減できる
- 現地通貨の計算をしなくてもスムーズに支払いができる
- 一部のカードには海外旅行保険が付帯されており、万が一の際も安心 (※カードにより異なります)
- 空港ラウンジや優待特典など、旅行を快適にするサービスも利用可能 (※カードにより異なります)
複数枚のカードを持つのがおすすめ
海外では、1枚のカードだけに頼るのはリスクがあります。
VISAやMasterCardなど異なるブランドのカードを2〜3枚用意しておくと安心です。
その理由は、以下のようなケースがあるためです。
- 盗難・紛失・磁気不良などでカードが使えなくなる
- お店によって取り扱いブランドが異なる(例:JCBは使えない店も多い)
- カード会社による不正検知で一時ロックされることがある
筆者が実際に利用しているクレジットカード
筆者は海外旅行の際、VISA・MasterCard・American Expressの3枚のクレジットカードを携帯しています。
- 楽天カード:年会費無料で、普段使いの際もポイント還元が高い
- エポスカード:年会費無料で、海外旅行保険も充実 (利用付帯)
- セゾンローズゴールド・アメックス:「プライオリティ・パス」が年間11,000円で取得可能
※プライオリティ・パスは世界中の空港の提携ラウンジを利用できるカードです
海外旅行保険に加入する
グアム旅行を安心して楽しむために、海外旅行保険への加入は重要です。
現地で医療機関を受診した場合、医療費は高額になることもあるため、万が一に備えて保険を用意しておくと安心です。
グアムは比較的治安が良い渡航先ですが、思わぬケガや体調不良、盗難などのリスクはゼロではありません。
旅行中のトラブルに備えて、事前に保険の準備をしておきましょう。
海外旅行保険の主な加入方法
海外旅行保険は、主に以下の2つの方法で加入できます。
1. クレジットカード付帯の保険を利用する
多くのクレジットカードには、海外旅行保険が付帯しています。
旅行中にカードを使って支払いをすると、自動的に保険が適用される場合があります。
ただし、適用条件や補償内容はカード会社によって異なります。
特に「自動付帯」か「利用付帯」かは必ず事前に確認しましょう。
- 自動付帯:カードを持っているだけで保険が適用される
- 利用付帯:航空券やツアー代金などをカードで支払った場合にのみ適用される
「利用付帯」の場合は、どの支払いが対象になるかなどの詳細も併せて確認しておきましょう。
2. 保険会社の海外旅行保険に申し込む
より充実した補償を希望する方や、カード付帯保険では不安な方は、保険会社が提供する海外旅行保険の専用プランを検討しましょう。
近年では、インターネットから簡単に申し込みができるプランも増えており、スマホやパソコンから数分で手続きが完了します。
例えば、以下のような補償内容が含まれるプランがあります。
- 治療費用 (病気・ケガ)
- 携行品損害 (盗難・破損)
- 飛行機の遅延や欠航による損害
クレジットカード付帯の保険ではカバーされないリスクにも対応しているため、旅行内容やご自身の状況に合わせて検討するのが理想です。
海外旅行保険に加入しておくことで、万が一のトラブルが起きた際も安心して対応できます。
グアム旅行をより快適に過ごすために、出発前の準備として忘れずにチェックしておきましょう。
通信手段を準備する
海外で快適にインターネットを利用するためには、事前に通信手段を準備しておくことが重要です。
グアムでインターネットを利用する方法4選
海外でインターネットを利用する方法は、主に以下の4つです。
- モバイルWi-Fiをレンタルする
- 現地で使えるSIMカードを購入する
- eSIMを契約して渡航前に設定しておく
- 日本のキャリアで海外ローミングを利用する
ご自身の状況や好みに合わせてインターネットの準備をしておきましょう。
おすすめの方法
個人的には「eSIMの契約」か「海外ローミング」のどちらかがおすすめです。
どちらもスマートフォン上で手続きを完結できるため、手軽に利用開始できるのが大きなメリットです。
海外ローミングについてはお使いのキャリアによって料金などが異なります。
ご利用のキャリア公式サイトなどで最新情報をチェックしてください。
筆者は楽天モバイルを利用しており、月2GBまで無料で海外ローミングが使えるため重宝しています。
「ESTA」または「Guam-CNMI ETA」を申請する
グアムを含むアメリカへは、最長90日以内の滞在であればビザなしで渡航可能です。
ただし、グアムに渡航する際は「ESTA」または「Guam-CNMI ETA」のどちらかを申請しなければなりません。
ESTAの特徴と申請方法
「ESTA」は米国へのビザなし渡航を可能にするオンライン申請制度です。
承認には約72時間かかるため、余裕を持って出発の1週間前までに申請することをおすすめします。
- 一度申請・承認されれば有効期間内はハワイ・米国本土でも利用可能
- ビザなしで最長90日まで滞在可能
- 費用が21ドルかかる (2025年9月29日までの値段)
ESTAの申請は「ESTA公式サイト」から行うことが可能です。
具体的な申請手順は以下の記事で説明しておりますので、ぜひご覧ください。

Guam-CNMI ETAの特徴と申請方法
「Guam-CNMI ETA」は2024年11月30日から開始された新しいオンライン申請システムです。
これにより、機内で配られていた紙の入国カード (I-736) が廃止されました。
こちらも、遅くとも1週間前には申請を済ませておくことをおすすめします。
- 一度申請・承認されれば有効期間内は何度でもグアムに入国することが可能
- ハワイ・米国本土では利用不可
- 1回の滞在につき最長45日まで滞在可能
- 費用は無料
Guam-CNMI ETAは「Guam-CNMI ETA公式サイト」から行うことが可能です。
グアムデジタル税関申告書を申請する
2025年2月4日以降、オンラインでの「グアムデジタル税関申告書」の提出が必須となりました。
これにより、従来の紙の申告書は廃止されておりますのでご注意ください。
申請は到着の72時間前から可能です。
できるだけ出発前日までに完了しておきましょう。
具体的な申請手順は以下の記事で説明しておりますので、ぜひご覧ください。

よくある質問:グアムデジタル税関申告書について
- グアムデジタル税関申告書はいつまでに申請すればいいですか?
-
グアム到着の72時間前から可能で、遅くとも出発の24時間前には完了しておくのが安心です。
- どこで申請できますか?
-
グアムデジタル税関申告書の公式サイトから申請できます。
- 申請料金はいくらですか?
-
申請は無料で行うことができます。
【任意項目】グアム旅行前にやっておくと便利なこと
スマートフォンアプリをインストールする
グアム旅行をよりスムーズに行うために、事前に便利なアプリをインストールしておくことをおすすめします。
ここでは、実際に筆者が利用したアプリを2つご紹介します。
Google Maps
「Google Maps」は、個人的に最も使用頻度が高いアプリです。
これをインストールしておけば、観光・乗り換え・レストラン探しなどあらゆる状況で役立ちます。
特に便利なのがオフラインマップ機能です。
あらかじめ地図をダウンロードしておけば、インターネットに接続できない環境でも現在地の確認やルート検索が可能です。
日本にいる間に、訪れる予定のエリアをWi-Fi環境下でダウンロードしておくのがおすすめです。
STROLL Guam Ride Hailing
「STROLL Guam Ride Hailing」は、グアムで利用できるタクシー配車アプリです。
空港からホテルまでの移動や、ホテルから観光スポットへの移動に便利に使えます。
利用には本人認証やクレジットカードの登録が必要になるため、日本にいる間にあらかじめ準備しておくことをおすすめします。
このアプリでは、タクシー代をクレジットカードで支払えるだけでなく、チップもアプリ上でパーセンテージを選んで支払うことができます。
海外のタクシーに対して「ちょっと怖いかも…」という不安をお持ちの方も多いと思います。
でも、グアムのタクシーは比較的安心して利用できる印象です。
あくまで私の主観ではありますが、「日本に好意的な方が多い」という印象を受けました。
私がグアムに3泊4日滞在した際、合計6回タクシーを利用しましたが、ほとんどのドライバーが日本語を話せました。
中には漫画が好きな方や、日本人の奥様がいるというドライバーもいて、道中の会話がとても楽しく、良い思い出として心に残っています。
もちろん、海外なので最低限の注意は必要ですが、過度に心配する必要もありません。
ぜひ安心して利用してみてください。
現地通貨 (アメリカドル) の調達手段を考える
現地通貨 (アメリカドル) をどのように手に入れるかも考えておきましょう。
グアムではキャッシュレス化が進んでおり、「クレジットカード」や「モバイル決済」が主流です。
しかし、すべての場面でカードが使えるわけではありません。
特に、グアムを含むアメリカではチップの文化があります。
タクシー・ホテル・レストランでのチップの支払いなどで現金が必要になることもあります。
そのため、少額の現地通貨を準備しておくと安心です。
現地通貨 (アメリカドル) を用意する方法
現地通貨は、以下のいずれかの方法で用意するのが主流です。
どのように現地通貨を取得するか、あらかじめ決めておくと安心です。
- 日本の空港で事前に両替する
- グアムの空港や市内の両替所で両替する
- 現地ATMで海外キャッシングを利用する
ちなみに私は「日本の空港での両替」を利用しました。
現金はいくら用意すればいいのか?
筆者の経験から「滞在日数 × 10ドル」を目安に用意しておくとちょうど良いです。
チップで使う場面が多いため、1ドル紙幣を多めに用意しておくと完璧です。
私は実際に以下のような場面で現金を使いました。
- 空港とホテル間の移動で利用したタクシーのチップ
- ホテルの清掃係の方へのチップ
3泊4日の滞在で40ドルを両替しましたが、むしろ少し余ったくらいでした。
現金が少し余った場合は、「ABCストア」や「Kマート」などでお土産を購入することもできます。
Visit Japan Webを登録する
Visit Japan Webは、日本政府が提供する入国者向けのオンライン事前登録システムです。
帰国時の税関申告をオンラインで行うことができ、紙の申告書の記入が不要になります。
必須ではありませんが、事前に登録しておくと帰国時の入国手続きをスムーズに進められます。
登録方法については、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご参照ください。

【出発前に確認】必須項目・任意項目のチェックリスト
このセクションでは、これまでにご紹介してきた必須・任意項目をそれぞれ表にまとめました。
出発前の最終確認としてぜひお役立てください。
グアム旅行に必須の項目チェックリスト
| 準備リスト | 備考 |
|---|---|
| パスポートの有効期限を確認する | グアム入国予定日+45日以上が望ましい |
| 航空券を手配する | 日程が決まったらできるだけ早めに予約が◎ |
| ホテル・宿泊先を予約する | 航空券と同じタイミングで予約推奨 |
| クレジットカードを用意する | 異なるブランドで2〜3枚用意すると安心 |
| 海外旅行保険に加入する | 海外旅行保険は忘れずに (ないと医療費が高額に) |
| 通信手段を準備する | 「eSIM」か「海外ローミング」がおすすめ |
| 「ESTA」または「Guam-CNMI ETA」を申請する | 旅行の1週間前には申請しておくと安心 |
| グアムデジタル税関申告書を申請する | グアム到着の72時間前から申請可能 |
グアム旅行に便利な項目チェックリスト
| 準備リスト | 備考 |
|---|---|
| スマートフォンアプリをインストールする | スマホアプリでより快適な旅行を |
| 現地通貨 (シンガポールドル) の調達手段を考える | 両替 or 海外キャッシングが主流 |
| Visit Japan Webを登録する | 帰国時の税関申告がオンラインで可能 |
【関連記事】必須の持ち物・あると便利な持ち物
グアム旅行を快適に楽しむためには、持ち物の準備もとても重要です。
以下の記事では、グアム旅行の持ち物について「絶対に必要なもの」と「あると便利なもの」の2つの観点を軸にご紹介しています。
出発前の準備にぜひお役立てください!

まとめ
こちらの記事ではグアム旅行前に「必ずやるべきこと」と「やっておくと便利なこと」をご紹介しました。
記事で紹介したものが全ての方に当てはまるわけではありません。
人によっては「これも必要」「これは必要ない」と変わってくると思います。
ご自身のご旅行の目的や価値観に合わせて変えて行っていただければと考えております。
この記事がみなさまの素敵なご旅行の一助となれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました!

