歴史ある大英博物館やバッキンガム宮殿、そして伝統とモダンが融合する街並みが魅力的なイギリスの首都「ロンドン」。ヨーロッパの中でも屈指の観光地であり、初めての海外旅行の目的地としても非常に人気があります。
しかし、いざロンドン旅行の計画を立て始めると、現地で快適に過ごすための「旅行の準備」について悩むことはありませんか?
特にイギリスへの渡航では、
- 「イギリス入国に必要な書類や電子渡航認証(ETA)の手続きは?」
- 「ロンドン市内の人気観光スポットは事前に予約すべき?」
- 「現地のキャッシュレス事情やeSIMなどの通信環境の準備はどうすればいい?」
といった疑問を持つ方も多いでしょう。
そこでこの記事では、ロンドン旅行の準備リストを「渡航手続き」や「予約関連」を中心に、以下のカテゴリに分けて詳しく解説します。
- 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
- 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
それぞれの項目について、最新の情勢やスムーズに手配するポイントを交えてご紹介します。
出発直前になって慌てないよう、このリストを活用して余裕を持ってロンドン旅行の準備を進めてください。
【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
ここでは、「イギリスに入国できない」「フライトに搭乗できない」といったトラブルに直結する、旅行に必要不可欠な準備項目をご紹介します。
1. パスポートの有効期限(残存期間)を確認する
イギリスへ渡航する際、何よりも先に確認したいのがパスポートの有効期限です。
イギリス入国においては、「出国日までパスポートの有効期限が残っていること」が必要です。
しかし、不測の事態に備え、余裕を持って6ヶ月以上の残存期間があると安心です。
有効期限が不足していると、航空会社でのチェックイン時に搭乗を断られるケースもあるため、旅行を決めた時点で早めに確認しましょう。
- パスポートをまだ取得していない方
- 有効期限が残り少なくなっている方
上記に該当する方は、できるだけ早めにパスポートの「新規取得」または「更新手続き」を行いましょう。
詳しくは、外務省の公式サイトで最新情報をご確認ください。
2. 航空券を予約する
旅行の日程が決まったら、できるだけ早めに航空券を予約しましょう。
特にロンドンのハイシーズン(夏季や年末年始、イベント開催時)は直前になると希望の便が取りにくくなったり、料金が高騰したりすることもあります。
航空券比較サイトで条件に合う便を探す
航空券を探す際は、複数の航空会社や料金を一括で比較できるサイトの利用がおすすめです。
希望の条件を効率よく見つけることができます。代表的なサービスには「Google フライト」や「スカイスキャナー」があります。
航空会社の選択肢:直行便と乗り継ぎ便
日本からロンドンへは、JALやANA、ブリティッシュ・エアウェイズによる直行便が運行されています。移動時間を短縮したい場合は直行便が便利ですが、費用を抑えたい場合は乗り継ぎ便も有力な候補になります。筆者のおすすめは「エミレーツ航空」です。サービスに定評があり、長時間のフライトでもリラックスして過ごせます。
- 機内食やアメニティの質が高く、長距離移動の負担が少ない
- ハブ空港であるドバイ国際空港での乗り継ぎがスムーズ
- 機内エンターテイメントが充実しており退屈しない
- 世界の航空会社ランキングでも高く評価されている
予算や快適性の優先順位に合わせて、自分に合った航空会社を選んでみてください。
3. 宿泊先(ホテル)を予約する
航空券の手配と並行して、できるだけ早めに宿泊先の予約も進めましょう。
ロンドンは世界中から観光客が集まるため、人気のホテルや立地の良い宿泊施設はすぐに予約が埋まる傾向にあります。
宿泊先選びで失敗しないためのポイント
筆者が海外旅行で宿泊先を検討する際に重視している項目は以下の通りです。
- 治安:エリアごとの安全性(夜間の歩きやすさなど)
- 立地:地下鉄の駅が近く、観光拠点へのアクセスが良いか
- 設備:部屋の広さや清潔感、Wi-Fiの状況
- 予算:滞在日数に応じた全体の宿泊費用のバランス
- 口コミ:実際に利用した方の最新の評価や感想
複数のホテル予約サイトを比較する
予約サイトによってプランや料金が異なるため、複数のサイトを比較することで、より納得できる条件で予約できる可能性が高まります。代表的なサイトには「アゴダ(Agoda)」「エクスペディア(Expedia)」「Booking.com」などがあります。
4. ETA(電子渡航認証)の手続きを行う
イギリスへの渡航に際して、2025年1月8日から導入されたのが「ETA(電子渡航認証)」です。これは、ビザを必要としない渡航者が事前にオンラインで申請を行う制度です。
これまでは日本のパスポート保持者は事前の手続きなしで観光目的の入国が可能でしたが、現在は渡航前にETAを取得しておくことが求められます。ETAがないとフライトへの搭乗や入国が認められないため、事前の準備が欠かせません。
- 対象者:イギリスにビザなしで短期滞在(観光・知人訪問など)をする渡航者
- 有効期間:承認から2年間(またはパスポートの有効期限まで)
- 申請方法:専用のアプリやオンライン公式サイトから申請
ETAの申請には手数料が必要となり、承認までに数日かかる場合もあります。旅行の日程が決まったら、余裕を持って手続きを済ませておきましょう。
ETAの具体的な申請手順や、事前に用意しておくべきものについては、以下の記事で詳しく解説しています。手続きに不安がある方やスムーズに申請を完了させたい方は、ぜひあわせて参考にしてください。

【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
ここからは、忘れてもイギリスへの入国自体はできるものの、ロンドンでの旅行が著しく不便になってしまう項目をご紹介します。現地での決済や通信手段、ヨーロッパ特有の盗難対策に関わるため、出発前にチェックしておきましょう。
5. クレジットカードを申し込む
クレジットカードは、ロンドン旅行において非常に便利なアイテムです。
ヨーロッパはキャッシュレス化が進んでおり、レストラン、カフェ、交通機関などでスムーズに決済できます。
また、多額の現金を持ち歩く必要がなくなり、ロンドンでのスリや盗難のリスクを軽減する上でも非常に重要です。
海外旅行にクレジットカードが必要な理由
以下のようなメリットがあるため、海外旅行にはクレジットカードを持って行くことをおすすめします。
- 多額の現金を持ち歩かずに済み、盗難リスクを軽減できる
- 現地通貨(ポンド)の計算をしなくてもスムーズに支払いができる
- 一部のカードには海外旅行保険が付帯されており、万が一の際も安心(※カードにより異なります)
- 空港ラウンジや優待特典など、旅行を快適にするサービスも利用可能(※カードにより異なります)
【イチオシ】海外旅行保険が充実したエポスカード
海外旅行用の1枚目として特におすすめしたいのが「エポスカード」です。年会費永年無料でありながら、海外旅行傷害保険が付帯(※利用付帯)となっており、万が一のトラブルに備えることができます。
- 年会費永年無料で維持費がかからない
- 海外旅行傷害保険が付帯される(航空券やツアー代金の支払いに利用した場合など)
- VISAブランドなのでイギリスでのタッチ決済にも便利
出発前の保険準備と、現地での決済手段を兼ねるため、まだお持ちでない方はぜひこの機会にお申し込みください。
複数枚のカードを持つのがおすすめ
海外では、1枚のカードだけに頼るのはリスクがあります。盗難・紛失・磁気不良などでカードが使えなくなる事態に備え、VISAやMasterCardなど異なるブランドのカードを2〜3枚用意しておくと安心です。
筆者は「VISA」「MasterCard」「American Express」の3枚を常に携帯しています。
6. 海外旅行保険に加入する
ロンドン旅行を安心して楽しむために、海外旅行保険への加入は重要です。
ヨーロッパの医療費は高額になることが多く、万が一の病気や怪我、または荷物の盗難に備えて保険を用意しておくと安心です。
旅行中のトラブルに備えて、事前に保険の準備をしておきましょう。
海外旅行保険の主な加入方法
海外旅行保険は、主に以下の2つの方法で加入できます。
- クレジットカード付帯の保険を利用する(おすすめ):「自動付帯」か「利用付帯」は事前に要チェック
- 保険会社の海外旅行保険に申し込む:クレジットカードの保険では足りない部分をカバー
海外旅行保険に加入しておくことで、万が一のトラブルが起きた際も安心して対応できます。ロンドン旅行をより快適に過ごすために、出発前の準備として忘れずにチェックしておきましょう。
7. 通信手段を準備する
海外で快適にインターネットを利用するためには、事前に通信手段を準備しておくことが重要です。ロンドンではGoogleマップや交通アプリを使う機会が多いため、インターネット接続がないと行動が大幅に制限されます。
イギリスでインターネットを利用する方法4選
海外でインターネットを利用する方法は、主に以下の4つです。
ご自身の状況や好みに合わせて準備をしておきましょう。
- モバイルWi-Fiをレンタルする
- 現地で使えるSIMカードを購入する
- eSIMを契約して渡航前に設定しておく
- 日本のキャリアで海外ローミングを利用する
おすすめの方法:eSIMまたは海外ローミング
個人的には「eSIMの契約」か「海外ローミング」のどちらかがおすすめです。どちらもスマートフォン上で手続きを完結でき、ロンドン到着後すぐにインターネットを利用開始できるのが大きなメリットです。
筆者は「楽天モバイル」の海外ローミングを利用しています。
アプリ上で簡単に設定が可能で、毎月2GBまで無料で海外ローミングを使うことができます。
8. 必要なアイテムを準備し、パッキングする
イギリス旅行に必要なものを準備したら、荷物のパッキングをしましょう。
出発の前日までには必要なものをスーツケースやカバンに詰めておくと、当日慌てずに済みます。
特にロンドンはスリ対策として、貴重品を肌身離さず持ち運べるショルダーバッグや、防犯機能付きのバッグを用意することが推奨されます。
ロンドン旅行の持ち物については、以下の関連記事で詳しくまとめています。

また、ヨーロッパのスリ対策についての記事もありますので、あわせてご覧ください。

【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
ここからは、必須ではありませんが、事前に準備しておくことで「現地での時間の節約」や「旅行の快適度アップ」につながる推奨項目をご紹介します。
9. Visit Japan Webを登録する(帰国用)
Visit Japan Webは、日本政府が提供する入国者向けのオンライン事前登録システムです。
帰国時の税関申告をオンラインで行うことができ、紙の申告書の記入が不要になります。
必須ではありませんが、事前に登録しておくと帰国時の入国手続きをスムーズに進められます。
登録方法については、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご参照ください。

10. 観光スポット・アクティビティを予約する
ロンドンの人気観光スポットは多くの観光客で混雑します。
スムーズに観光を楽しむためにも、事前にチケットを予約しておくことを推奨します。
事前予約がおすすめのロンドンの観光スポット
ロンドンで予約が可能な観光スポットとして、以下のような施設があります。
- ハリー・ポッター・スタジオツアー
- バッキンガム宮殿(夏季限定の内部見学など)
- ウエストミンスター寺院
- ロンドン・アイ
特にバッキンガム宮殿は、内部見学可能な期間が短いため、すぐに予約が埋まってしまうことがあります。
せっかく訪れたのに希望の日時に入場できない、という事態を回避するためにも早めの予約をしましょう。
11. 人気レストラン・アフタヌーンティーを予約する
ロンドンには伝統的なアフタヌーンティーや美味しいパブ料理がたくさんあります。
有名店や人気のアフタヌーンティー会場は混雑することが多いため、可能な場合は事前に予約をするのがおすすめです。
- The Ritz London
- Fortnum & Mason
- The Tiffany Blue Box Cafe
上記は、ロンドンで有名なアフターヌーンティーが楽しめるお店です。
12. スマートフォンアプリをインストールする
ロンドン旅行をよりスムーズに行うために、事前に便利なアプリをインストールしておくことをおすすめします。
ここでは、実際に役立つアプリを3つご紹介します。
Google Maps
Google Mapsは、個人的に最も使用頻度が高いアプリです。
これをインストールしておけば、観光・乗り換え・レストラン探しなどあらゆる状況で役立ちます。
特に便利なのがオフラインマップ機能です。
あらかじめ地図をダウンロードしておけば、インターネットに接続できない環境でも現在地の確認やルート検索が可能です。
日本にいる間に、訪れる予定のエリアをWi-Fi環境下でダウンロードしておくのがおすすめです。
Citymapper
ロンドンの複雑な公共交通機関を乗りこなすために、公式以上に使いやすいと評判の交通アプリ Citymapper のインストールを推奨します。
- 地下鉄(チューブ)やバスのリアルタイムな運行状況がわかる
- 最適な乗車車両や出口の情報まで細かく案内してくれる
- 目的地までの正確な所要時間と料金の目安が確認できる
ロンドン市内を頻繁に移動する予定の方は、事前にインストールしておきましょう。
Go City
ロンドンの主要な観光スポットをいくつも巡る予定の方には、観光パスアプリ「Go City」が非常に便利です。
このアプリ上で観光パス(ロンドン・パスなど)を購入・管理することで、現地での観光がよりスムーズになります。
- ウエストミンスター寺院やロンドン塔など、80以上の人気スポットで利用可能
- 施設ごとにチケットを購入する手間が省け、スマホ一つで入場できる
- スポットによっては事前の入場予約もアプリ経由でスムーズに行える
チケットを個別に買うよりも料金がお得になるケースが多いため、主要な名所をたくさん回りたい方は日本にいる間にチェックしておくことをおすすめします。
13. 現地通貨(ポンド)の調達手段を考える
ロンドンではキャッシュレス化が非常に進んでおり、クレジットカードやモバイル決済が主流です。
しかし、すべての場面でカードが使えるわけではありません。
古いパブや一部の個人商店、市場などでは現金が必要になることがあります。
そのため、少額の現地通貨も用意しておくと安心です。
現地通貨(ポンド)を用意する方法
現地通貨は、以下のいずれかの方法で用意するのが主流です。
どのように現地通貨を取得するか、あらかじめ決めておくと安心です。
- 日本の空港で事前に両替する
- ロンドンの空港や市内の両替所で両替する
- 現地ATMで海外キャッシングを利用する
ちなみに私は「日本の空港での両替」を利用しました。
現金はいくら用意すればいいのか?
筆者の経験から「滞在日数 × 10ポンド」を目安に用意しておくと安心です。
私は、日本円で10000円分ほどを両替してロンドンに滞在しましたが、ほとんどの支払いをタッチ決済で済ませたため、現金は予備として持っておく程度で十分でした。
14. 空港から市内までの交通手段を予約する
ロンドン・ヒースロー空港から市内中心部(パディントン駅)への移動には、ヒースロー・エクスプレスという特急列車が便利でおすすめです。
- 空港から市内中心部まで最短約15分でアクセス可能
- 運行間隔が短く、時間を有効に使える
- 事前予約(早割)を利用することで、当日のチケット購入よりも料金を抑えられる
- スーツケース置き場やWi-Fiが完備されており快適
ヒースロー・エクスプレスを公式サイト・アプリから予約する方法は以下の記事で解説しています。

15. VPNを契約する(セキュリティ対策・地域制限の回避)
旅行中にホテルやカフェ、空港で提供されているフリーWi-Fiを利用する機会は多いですが、これらの公共Wi-Fiはセキュリティが脆弱な場合があります。
大切なパスワードやクレジットカード情報が盗み見られるリスクを避けるため、通信を暗号化する「VPN(仮想プライベートネットワーク)」を導入しておくことを推奨します。
- 公共Wi-Fi利用時の情報漏洩リスクを減らす
- 日本限定の動画サービスなどを海外から視聴できるようになる
VPNは主に上記のような使い道があります。
VPNの詳細やおすすめの「NordVPN」については以下の記事で詳しくご紹介しています。

NordVPNの公式サイトはこちらです。
【関連記事】必須の持ち物・あると便利な持ち物
ロンドン旅行を快適に楽しむためには、持ち物の準備もとても重要です。
以下の記事では、ロンドン旅行で準備しておきたい持ち物を重要度別にまとめています。
こちらも合わせてご覧いただき、より万全な準備をしていただければ幸いです。

まとめ
この記事では、ロンドン旅行前の準備リストとして、以下のポイントを中心にご紹介しました。
- 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
- 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
記事で紹介したものが全ての方に当てはまるわけではありません。
人によっては「これも必要」「これは必要ない」と変わってくると思います。
ご自身のご旅行の目的や価値観に合わせて変えて行っていただければと考えております。
この記事がみなさまの素敵なご旅行の一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

