ヴルタヴァ川沿いに広がる美しい街並み、丘の上にそびえるプラハ城、中世の面影を色濃く残すカレル橋と旧市街広場。チェコ共和国の首都「プラハ」は、「百塔の街」「ヨーロッパの宝石箱」とも称され、街全体がユネスコ世界遺産に登録されている、まさに絵本の中のような美しい都市です。
一方で、いざプラハ旅行の計画を立て始めると、現地で快適かつ安全に過ごすための旅行準備について悩む場面も出てきやすいです。特に2026年現在は、ETIAS導入の準備期間であることや、通貨がユーロではなくチェコ・コルナであること、石畳の美しい街並みでの移動方法など、プラハ旅行前に確認しておきたいポイントが増えています。
- 「シェンゲン協定エリアの入国手続きは何が必要?」
- 「プラハ城などの人気観光地のチケットはいつ予約すべき?」
- 「通貨はユーロではなくチェコ・コルナだが、どう準備すればいい?」
- 「現地のインターネット(eSIMやWi-Fi)はどれを選べばいい?」
といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、チェコ・プラハ旅行前の準備リストを次の3つのカテゴリに分けて整理しました。
- 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
- 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
それぞれの項目について、2026年最新の情報や、お得かつスムーズに予約・準備を進めるコツも交えながら解説します。出発直前になって「あれをしておけばよかった」と後悔しないよう、このプラハ旅行準備リストを使ってチェックしながら計画を進めてみてください。
プラハ旅行準備チェックリスト
まずは、この記事で紹介している準備項目を一覧でご確認ください。チェックボックスとして活用しながら、準備を進めていきましょう。
📋 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる項目
- ☐ パスポートの有効期限(シェンゲン協定国出国予定日から3ヶ月以上+発行後10年以内)を確認
- ☐ 航空券を予約
- ☐ 宿泊先(ホテル)を予約
- ☐ ETIAS(エティアス)の最新情報を確認
📋 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- ☐ クレジットカードを申し込む(複数枚推奨)
- ☐ 海外旅行保険に加入
- ☐ 通信手段を準備(eSIM・SIMカード・Wi-Fi・ローミング)
- ☐ 必要なアイテムを準備し、パッキング(防犯対策含む)
📋 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる項目
- ☐ Visit Japan Webを登録(帰国用)
- ☐ 観光スポット・アクティビティを予約
- ☐ スマートフォンアプリをインストール
- ☐ 現地通貨(チェコ・コルナ)の調達手段を決定
- ☐ VPNを契約(セキュリティ重視の方)
【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
まずは、「チェコに入国できない」「フライトに搭乗できない」といった重大なトラブルに直結しやすい、プラハ旅行で最優先で準備したい項目から確認していきます。特にシェンゲン協定エリアへの入国では、パスポートの残存期間や発行日の条件があるため、早めに確認しておくとスムーズです。
1. パスポートの有効期限(残存期間)を確認する
プラハ旅行の準備で最初に確認しておきたいのが、パスポートの有効期限です。チェコ共和国を含むシェンゲン協定エリアに渡航する際には、以下の2つの条件を満たす必要があります。
📌 シェンゲン協定エリア入国時のパスポート要件
- シェンゲン協定エリアからの出国予定日から3ヶ月以上の有効期間が残っていること
- パスポートが10年以内に発行されたものであること
有効期限が不足していると、チェコ入国前に航空会社のチェックインカウンターで搭乗を断られるケースもあるため、旅行を決めた段階で早めに確認しておきましょう。
📌 早急な対応が必要な方
- パスポートをまだ取得していない方
- 有効期限が「チェコ出国予定日+3ヶ月」未満の方
- パスポートの発行日が10年以上前の方
上記のどれかに当てはまる場合は、できるだけ早めにパスポートの「新規取得」または「更新手続き」を進めておきましょう。2025年3月以降はオンライン申請にも対応し、自宅から手続きを完結できるようになっています。手続き方法や最新情報は、外務省の公式サイトで事前に確認しておくと安心です。
2. 航空券を予約する
プラハ旅行の日程が決まったら、次は航空券の予約です。特にプラハのハイシーズンは、直前になるほど希望の時間帯の便が埋まりやすく、料金も高くなりやすいため、日程が固まり次第、早めにチェックしておきたいところです。
航空券比較サイトで効率的に最安値を探す
航空券を探すときは、複数の航空会社・ルート・日程を一括で比較できる航空券比較サイトを活用すると便利です。特定の日付だけでなく、前後数日を含めて検索することで、プラハ行きのフライト料金を抑えられる可能性も広がります。
代表的なサービスとしては、Googleフライトやスカイスキャナーなどが使いやすく、価格推移の確認や最安値日程の探索に役立ちます。
おすすめの航空会社:カタール航空
日本からプラハのヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港への直行便は通常運航していないため、ヨーロッパ主要都市や中東経由などの乗り継ぎ便を利用するのが一般的です。筆者がプラハ旅行でおすすめしたいのがカタール航空です。世界的な評価も高く、長時間のフライトでも快適に過ごせる航空会社として知られています。
✈️ カタール航空のおすすめポイント
- 機内食やアメニティの質が高く、長距離フライトでも快適性が保たれている
- ハブ空港であるドーハ・ハマド国際空港(DOH)での乗り継ぎがスムーズで、設備も充実している
- ヨーロッパ各都市への路線網が豊富で、プラハ以外の都市との周遊旅行にも対応しやすい
- 世界の航空会社ランキングで常に上位にランクインしている実績がある
日本からプラハへの移動時間を快適に過ごしたい方は、候補のひとつとして検討してみてください。
3. 宿泊先(ホテル)を予約する
航空券とあわせて、プラハでの宿泊先も早めに押さえておくと安心です。プラハは石畳の美しい街並みが魅力ですが、その分、スーツケースを持っての移動が大変なエリアも多いです。旧市街広場周辺やカレル橋近辺など、観光に便利で交通アクセスの良いエリアのホテルは早めの予約が推奨されます。
宿泊先選びで失敗しにくくするポイント
筆者がプラハ旅行でホテルを選ぶときに意識したポイントは、次のような点です。
🏨 宿泊先選びのチェックポイント
- 治安:ホテル周辺の安全性(プラハ中心部は比較的安全ですが、夜間の人通りなどは要チェック)
- 立地:主要観光地や公共交通機関(地下鉄、トラム)からのアクセス
- 部屋:部屋の広さ・清潔さ・バス&トイレの使い勝手
- 予算:宿泊費と、観光・食事にかける費用とのバランス
- 口コミ:実際の宿泊者のレビューや写真で、気になる点がないか
複数のホテル予約サイトを比較するのがおすすめ
同じプラハのホテルでも、予約サイトによって料金やキャンセル条件が異なることがあります。複数サイトを比較しながら探すことで、希望条件に近いホテルを見つけやすくなります。代表的なホテル予約サイトとしては、アゴダ(Agoda)・エクスペディア(Expedia)・Booking.com などが挙げられます。
4. ETIAS(エティアス)の最新情報を確認する
チェコ共和国を含むシェンゲン協定エリアでは、現在ビザなしで渡航が可能ですが、2026年以降に「ETIAS(エティアス)」が導入される予定です。ETIASは、観光・商用目的で90日以内の短期滞在を目的とする渡航者に対し、事前にオンラインで申請と承認を得ることを義務付ける制度です。アメリカのESTAやイギリスのETAと同様の仕組みと考えるとわかりやすいでしょう。
ETIASはビザではありませんが、渡航前にオンラインでの申請が求められるようになります。導入時期は延期される可能性もありますが、今後の情報には注意が必要です。
📌 ETIASの概要(※導入時期等は変更される可能性があります)
- 導入時期:2026年以降(予定)
- 対象者:短期滞在(90日以内)を目的とする日本のパスポート保持者など
- 特徴:一度承認されれば3年間有効(またはパスポートの有効期限まで)
ETIASの最新情報、導入後の具体的な申請方法や費用については、情報が確定次第、当サイトでも詳しく解説する予定です。参考:ETIAS公式サイト(英語)
【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
ここからは、忘れていてもチェコへの入国自体はできますが、現地での行動がかなり不便になりやすい準備項目をまとめました。支払い手段や通信手段、保険など、旅行中の安心感に直結するポイントなので、出発前にひと通りチェックしておくと安心です。
5. クレジットカードを申し込む
プラハはキャッシュレス化が進んでおり、街中のレストランやカフェ、美術館はもちろん、地下鉄やトラムのチケットもクレジットカードで支払いができます。そのため、プラハ旅行ではクレジットカードがあると非常に便利です。また、多額の現金を持ち歩く必要がなくなり、プラハでも注意が必要なスリや盗難のリスクを軽減する上でも重要な準備といえます。
カード発行には通常1〜2週間ほどかかることが多いため、旅行の日程が決まったタイミングで申し込みをしておくと余裕を持って準備できます。
海外旅行にクレジットカードが必要な理由
海外旅行でクレジットカードを準備しておくと、次のようなメリットがあります。
💳 クレジットカードのメリット
- 多額の現金を持ち歩かなくてよくなり、盗難・紛失のリスクを減らせる
- 為替レート(チェコ・コルナ)の計算を気にせず、そのままカードで支払える
- 一部のカードには海外旅行保険が付帯しており、万が一のときの備えになる(※内容はカードごとに異なる)
- 空港ラウンジの利用や優待サービスなど、旅を快適にする特典を利用できる場合もある(※カードにより異なる)
【イチオシ】海外旅行保険が充実したエポスカード
海外旅行用の1枚目として使いやすいのが、年会費永年無料のエポスカードです。年会費無料ながら、海外旅行傷害保険(利用付帯)が付いているため、プラハ旅行の決済手段+保険の一部カバーとして活用できます。
🎫 エポスカードのおすすめポイント
- 年会費永年無料でランニングコストがかからない
- 条件を満たせば海外旅行傷害保険が付帯(航空券やツアー代金の支払いに利用した場合など)
- VISAブランドで、プラハでのタッチ決済にも対応しやすい
出発前に保険と決済手段の両方を準備しておきたい方は、この機会に1枚作っておくと後の旅行でも活用しやすいです。
クレジットカードは複数枚あるとより安心
海外では、1枚のカードに頼りきりにするのは少しリスクがあります。盗難・紛失・磁気不良・システム障害などでカードが使えなくなったときに備えて、国際ブランドの異なるカードを2〜3枚持っておくと安心度が上がります。筆者も海外旅行の際は、VISA・MasterCard・American Expressの3枚を携帯するようにしています。
6. 海外旅行保険に加入する
プラハは医療水準が比較的高い一方で、現地で病院を受診した場合の医療費は高額になることがあります。病気やケガ・盗難・航空機の遅延など、さまざまなトラブルに備える意味で、海外旅行保険への加入もプラハ旅行の重要な準備のひとつです。短期間の旅行であっても、万が一のときの負担を軽くするために、出発前に補償内容を確認しておくと安心感がぐっと変わります。
海外旅行保険の主な加入方法
海外旅行保険には、主に次の2つのパターンで加入できます。
🛡️ 海外旅行保険の加入パターン
- クレジットカード付帯の保険を利用する(おすすめ)
「自動付帯」か「利用付帯」かで条件が変わるため、事前に確認が必要です。 - 保険会社の海外旅行保険に個別に申し込む
クレジットカード付帯では足りない補償額や補償範囲をカバーできます。
クレジットカード付帯+任意の海外旅行保険の組み合わせで、医療費・携行品・賠償責任などをバランスよくカバーしておくと、プラハ旅行中の安心感が高まります。
7. 通信手段を準備する
プラハ旅行中も、地図アプリや交通機関のアプリ(PID Lítačkaなど)、翻訳アプリなどを使う機会は多くなりがちです。そのため、出発前に現地でのインターネット接続手段を準備しておくと、ストレスの少ない旅行につながります。
プラハでインターネットを使う4つの方法
プラハ旅行中の通信手段としては、主に次の4パターンがあります。スマホの対応状況や、同行者の有無、データ容量の希望などにあわせて選んでみてください。
| 手段 | 特徴 | おすすめな人 |
|---|---|---|
| eSIM | 物理カード不要。アプリで設定完了。 | スマホ操作に慣れている人 |
| SIMカード | 現地空港で購入・入替。安価。 | 設定に慣れている人 |
| レンタルWi-Fi | ルーターを持ち歩く。複数人でシェア。 | 設定が不安な人、複数人旅行 |
| 海外ローミング | 普段の番号をそのまま使用 | 手軽さを重視する人 |
おすすめの通信手段:eSIMまたは海外ローミング
個人的には「eSIM」または「海外ローミング」がおすすめです。どちらもスマートフォン上で手続きが完結し、到着後すぐに利用できます。特に楽天モバイルのような、毎月一定量まで追加料金なしで海外ローミングが使えるプランは、短期旅行から中長期の周遊旅行まで幅広く対応できる優秀な選択肢です。
筆者は実際に、ウィーン・ミュンヘン・ブラチスラバ・プラハを2週間弱で周遊した際、楽天モバイルの無料データのみで乗り切ることができました。この旅行では月を跨いだ(6月と7月)ため、楽天モバイルの無料データは合計4GBとなり、複数都市を巡る周遊旅行でも十分に対応できました。
📱 海外ローミング利用時の参考データ(実体験)
- ルート:ウィーン・ミュンヘン・ブラチスラバ・プラハを2週間弱で周遊
- データ容量:月跨ぎ(6月→7月)により合計4GB(2GB×2ヶ月分)を無料で利用
- 主な用途:地図アプリ・レストラン検索・鉄道時刻検索・SNS投稿など通常の使い方
- 結果:追加料金なしで全期間を快適に過ごすことができた
- アプリから簡単にローミングのオン・オフを切り替えられて便利
このように、旅行日程によっては月跨ぎのタイミングを活用することで、通信費を大幅に節約できる可能性があります。プラハだけの短期旅行であれば2GB程度でも十分ですが、周遊旅行を計画している方にとっては、この仕組みを知っておくと非常に有用です。
8. 必要なアイテムを準備し、パッキングする
プラハ旅行に必要なものがそろってきたら、パッキングを進めておきましょう。前日になって一気に荷造りをすると、変換プラグ(チェコはCタイプ)などの小物を入れ忘れやすくなるので、数日前から少しずつスーツケースに入れていくと安心です。特にプラハでも人混みではスリ対策として、貴重品を肌身離さず持ち運べるショルダーバッグや、防犯機能付きのバッグを用意することが推奨されます。
プラハ旅行の持ち物については、こちらの記事で必需品・あると便利なグッズをリスト形式で詳しくまとめています。チェックリスト代わりに活用してみてください。

また、ヨーロッパのスリ対策についての記事もありますので、あわせてご覧ください。

【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
ここからは、準備しておくと旅行がより快適になる項目をご紹介します。すべてを行わなくてもプラハ旅行自体は楽しめますが、時間と労力の節約につながるものばかりなので、余裕があれば検討してみてください。
9. Visit Japan Webを登録する(帰国用)
Visit Japan Webは、日本帰国時の入国手続きをオンラインで事前登録できる、日本政府の公式サービスです。税関申告などを事前に入力しておくことで、帰国時に紙の申告書を記入する手間を省くことができます。登録は必須ではありませんが、プラハからの帰国時に入国手続きの時間短縮が期待できるため、余裕があるタイミングで済ませておくと便利です。
登録の流れや入力画面は、次の記事で画像付きで詳しく解説しています。

10. 観光スポット・アクティビティを予約する
プラハには、世界最大級の城郭であるプラハ城をはじめ、旧市庁舎の天文時計、聖ヴィート大聖堂など、人気の観光スポットが集まっています。繁忙期や週末はチケットが売り切れることもあるため、オンラインでの事前予約を検討しておくと安心です。オンライン予約を活用すれば、当日にチケット売り場の長い行列に並ぶことなく、限られた滞在時間を有効に使いやすくなります。時間指定のチケットであれば、その時間帯に合わせて1日のスケジュールを組み立てやすいのもポイントです。
事前予約がおすすめのプラハの観光スポット
事前予約を検討したいプラハの代表的な観光スポットは、次の通りです。
🎫 事前予約推奨スポット
- プラハ城(特に内部見学ツアー)
- 旧市庁舎(天文時計の塔)
- 聖ヴィート大聖堂
- クレメンティヌム(図書館ガイドツアー)
せっかく訪れたのに入場できない、という事態を回避するためにも予約をしておくことが推奨されます。プラハの人気観光スポットである「プラハ城」の予約方法や行き方については、以下の関連記事で詳しく解説をしています。

11. スマートフォンアプリをインストールする
プラハ旅行をよりスムーズに楽しむために、事前にインストールしておくと便利なスマホアプリをいくつかご紹介します。どれも無料で利用でき、現地での移動や観光の効率アップに役立ちます。
Google Maps
Google Mapsは、プラハ旅行中に最も活躍するアプリのひとつです。観光スポットやレストランの検索はもちろん、地下鉄やトラムを含めたルート検索にも対応しているため、初めてのエリアでも迷いにくくなります。特に便利なのが、オフラインマップ機能です。事前にプラハ全域や訪れる予定のエリアをダウンロードしておけば、通信環境が不安定な場所でも現在地の確認やルート検索ができます。出発前にWi-Fi環境で地図データをダウンロードしておくと安心です。
PID Lítačka
PID Lítačkaは、プラハ市内および周辺地域の公共交通機関(地下鉄・トラム・バス)で使える公式アプリです。チケット購入から時刻表の確認、乗り換え案内まで、プラハ市内での移動に役立つアプリといえます。
📱 アプリの主な機能
- 日本にいる間にチケットを事前購入できる
- チケットはアプリ内でQRコードとして管理可能(紙のチケット不要)
- 有効化(Validate)もアプリ上でタップするだけで完了
現地でドタバタしないためにも、事前にインストールしておくことをおすすめします。PID Lítačkaアプリでの具体的なチケット購入手順については、画面キャプチャ付きで詳しく解説した記事を用意していますので、ぜひ参考にしてください。

また、プラハ市内の地下鉄・トラム・バスは「時間制チケット」システムを採用しており、日本の距離制とは異なる料金体系となっています。交通機関の種類や特徴、乗り方の基本ルールについては、以下の記事で網羅的にまとめています。アプリの使い方と合わせて確認しておくと、現地での移動がぐっとスムーズになります。

12. 現地通貨(チェコ・コルナ)の調達手段を決める
プラハでは、クレジットカードやモバイル決済が広く普及しているため、ほとんどの場面でキャッシュレス決済が可能です。しかし、ユーロ圏とは異なり独自の通貨「チェコ・コルナ(CZK)」を使用している点には注意が必要です。また、すべての場面でカードが使えるわけではなく、市場や小規模店舗、一部の公共トイレなどでは現金のみの場合もあるため、少額のチェコ・コルナを用意しておくと安心です。
現地通貨(チェコ・コルナ)を用意する主な方法
チェコ・コルナを入手する代表的な方法は、次の3つです。
💱 現地通貨の調達方法
- 日本の空港で事前に両替しておく(レートはあまり良くない傾向があります)
- プラハ到着後、空港や市内の両替所で両替する
- 現地ATMでクレジットカードの海外キャッシングを利用する(おすすめ)
現金はいくら用意すればいいのか?(実体験から)
筆者の経験から「滞在日数 × 150〜200コルナ(約1,000円〜1,400円)」程度を目安に、少額を用意しておくと安心です。
実は筆者自身、プラハに2泊3日で滞在した際に「カードだけでいけるだろう」とコルナを持たずに過ごそうとした経験があります。しかし、目星をつけていたローカルなレストランのレビューを見てみると、「現金のみ」といった口コミが多く、入店を断念したことがありました。また、有料トイレを利用する際に小銭がなく困る場面もありました。
そのような事態にならないためにも、最低限の現地通貨を持っていくことを強くおすすめします。ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港内にもATMや両替所がありますが、到着後すぐに現金が必要になる場面もあるため、事前に少額を用意しておくと安心です。
13. VPNを契約する(セキュリティ対策・地域制限の回避)
ホテルや空港、カフェなどで提供されているフリーWi-Fiは便利ですが、通信が暗号化されておらず、第三者に情報を盗み見られるリスクが残る場合もあります。インターネットバンキングやクレジットカード情報の入力など、重要な通信を行う可能性がある方は、VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用も検討してみてください。VPNを通して通信することで、データが暗号化され、公共Wi-Fi利用時のセキュリティリスクを下げる効果が期待できます。
🔒 VPN利用のメリット
- ホテルやカフェなどの公共Wi-Fi利用時の情報漏洩リスクを軽減
- 日本からのみ視聴可能な動画サービスなどを、海外からも視聴できる
VPNサービスの仕組みや、筆者が利用している「NordVPN」の特徴については、次の記事で詳しく解説しています。

NordVPNの公式サイトはこちらから確認できます。
プラハ旅行準備に関するFAQ
最後に、プラハ旅行の準備に関してよく寄せられる質問をまとめました。
- プラハ旅行の準備はいつ頃から始めればいいですか?
-
航空券やホテルなどの主要な予約は出発の2〜3ヶ月前からチェックしておくと、選択肢も多く、料金も比較しやすいです。特にプラハの夏場は非常に混雑するため、早めの行動が吉です。パスポートの有効期限確認やクレジットカードの新規発行など、時間がかかりやすいものも含めて、遅くとも出発1ヶ月前までに大枠を整えておくイメージだと安心です。
- プラハ旅行にビザは必要ですか?
-
日本のパスポートを持つ日本人が、観光目的かつ短期滞在でプラハを訪れる場合、多くのケースではビザは求められていません。ただし、2026年以降にETIAS(エティアス)が導入される予定です。入国条件は予告なく変更される可能性があるため、最新情報は在チェコ日本大使館やETIAS公式サイトなどで事前に確認しておくと安心です。
- プラハでの通信手段はどれがおすすめですか?
-
個人的には「eSIM」または「海外ローミング」がおすすめです。どちらもスマートフォン上で手続きが完結し、到着後すぐに利用できます。筆者の場合、ウィーン・ミュンヘン・ブラチスラバ・プラハを2週間弱で周遊した際、楽天モバイルの無料データ(月跨ぎで合計4GB)のみで快適に過ごせました。短期旅行から周遊旅行まで幅広く対応できるため、特におすすめの選択肢です。複数人で旅行する場合は、モバイルWi-Fiのレンタルも検討する価値があります。
- ユーロはプラハで使えますか?
-
一部の観光地のお土産屋やレストランではユーロを受け付けてくれる場合もありますが、お釣りはコルナで返ってくることが多く、レートも悪い傾向にあります。基本的には現地通貨である「チェコ・コルナ」を用意するか、クレジットカードで決済することをおすすめします。
- プラハ旅行中、現金とカードはどのくらいのバランスがいいですか?
-
プラハはキャッシュレス化が進んでいるため、支払いのメインはクレジットカード、補助として少額の現金というバランスが最適です。筆者の実体験では、コルナを持たずに困った場面があったため、滞在日数×150〜200コルナ程度の現金+クレジットカード複数枚という組み合わせをおすすめします。現金は公共トイレや一部の小規模店舗でのみ使用し、それ以外はすべてカード決済という形が効率的です。
【関連記事】プラハ旅行の持ち物や注意点について
プラハ旅行で必須・あると便利な持ち物
プラハ旅行を快適に楽しむためには、事前の持ち物準備も重要なポイントです。次の記事では、プラハ旅行で用意しておきたい持ち物を「必需品」と「あると便利なアイテム」に分けて整理しました。旅行準備の仕上げとして、あわせてチェックしてみてください。

ヨーロッパ旅行で知っておきたいスリ対策
プラハを含むヨーロッパの観光地では、スリや置き引きなどの犯罪が発生しやすい傾向があります。カレル橋や旧市街広場などの人混みでは特に注意が必要です。旅行前に知っておきたいスリ対策や、おすすめの防犯グッズについては、以下の記事でまとめています。

まとめ
この記事では、チェコ・プラハ旅行前の準備リストとして、次の3つの観点から必要な準備を整理しました。
📋 プラハ旅行準備の3つのカテゴリ
- 【最重要】忘れると入国・滞在が困難になる最重要項目
- 【重要】忘れると現地での行動が著しく不便になる項目
- 【推奨】事前に済ませると旅行が快適になる準備項目
ここで紹介した内容は、筆者の実体験と最新の公式情報をもとにまとめたものですが、プラハ旅行のスタイルや予算、重視したいポイントは人それぞれ異なります。「これは自分の旅行に合っている」「これはあまり使わなさそう」など、ご自身の目的や価値観に照らし合わせながら、自分なりのプラハ旅行準備リストにカスタマイズして活用してみてください。
この記事が、みなさまのプラハ旅行の計画づくりや準備の参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

