【チェコ・プラハ】旅行前の準備リスト|やること・やっておくと便利なこと

はじめに

チェコ・プラハは、街全体が世界遺産に登録されているほどのヨーロッパ屈指の美しい古都。
歴史ある街並みやカレル橋、プラハ城、チェコビールなど見どころ・楽しみが満載で、東欧旅行の中でも特に人気の高い観光都市です。

とはいえ、

  • 「事前に何を準備すればいいかわからない」
  • 「準備が足りているかどうかが不安」

といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、チェコ・プラハ旅行の前にやるべき準備リストをわかりやすくまとめています。

  • パスポートの有効期限チェックなど、必ずやるべきこと (必須項目)
  • アプリのインストールや観光スポットの予約など、やっておくと便利なこと (任意項目)

この2つのカテゴリを中心に、それぞれの準備項目を詳しくご紹介します。
スムーズで楽しいプラハ旅行のために、ぜひ最後までチェックしてみてください!

目次

【必須項目】プラハ旅行前に必ずやるべき準備

プラハ旅行を計画している方にとって、旅行前に準備すべきことは多岐にわたります。
特に、このセクションでご紹介する「必須項目」は、忘れてしまうと入国できなくなる場合もあります。
プラハ旅行を安心して楽しむためには、これらの項目をしっかり押さえて、万全の状態で出発することが重要です。

パスポートの有効期限を確認する

チェコへ旅行する際に、最初に必ず確認すべきなのがパスポートの有効期限です。
チェコ入国には、「チェコを含むシェンゲン協定国の出国予定日から3ヶ月以上の残存期間」が必要とされています。
有効期限が足りない場合、入国ができないケースもあるため、早めの確認が重要です。

  • パスポートをまだ持っていない方
  • 有効期限がシェンゲン協定国の出国予定日から3ヶ月未満の方

上記に該当する方は、できるだけ早めにパスポートの「新規取得」または「更新手続き」を行いましょう。

2025年3月以降、パスポートのオンライン申請が可能になり、窓口に行かずに手続きができるようになっています。
詳しくは「外務省の公式サイト」で最新情報を確認し、早めに手続きを進めておきましょう。

シェンゲン協定とは?

「シェンゲン協定」とは、ヨーロッパの加盟国間での人の自由な移動を可能にする協定です。
これにより、入国・出国審査などを行わずに加盟国間を行き来することができます。

例えば、日本 → チェコ → ドイツ → 日本の順で移動する場合は以下のようになります。
ご覧の通り、チェコ → ドイツの移動の際に出入国審査は不要です。

  1. 日本で出国審査を行う
  2. チェコで入国審査を行う
  3. ドイツで出国審査を行う
  4. 日本で入国審査を行う

以下の画像で、黄色く塗られた国々がシェンゲン協定に加盟しています。

シェンゲン協定加盟国の地図
引用: https://european-union.europa.eu/principles-countries-history/eu-countries_en

航空券を手配する

旅行の日程が決まったら、できるだけ早めに航空券を予約しましょう。
直前になると希望の便が取れなかったり、料金が高くなることがあります。

プラハへの所要時間

日本からプラハへは直行便がありません。
そのため、必ずどこかの都市で乗り継ぎが必要となります。

乗り継ぎを含めた所要時間は「20時間前後」となることが多いです。
※所要時間は乗り継ぎ地によって大きく異なります

以下は代表的な乗り継ぎ地です。

  • ドバイ・アブダビ・ドーハなどの中東の都市
  • トルコ・パリなどのヨーロッパの都市

航空券比較サイトで最安値を探す

航空券を探す際は、航空券比較サイトを利用するのがおすすめです。
複数の航空会社や航空券の料金を一括で比較でき、最安値の航空券を見つけやすくなります。

Google フライト」や「スカイスキャナー」などの航空券比較サイトがとても使いやすいです。

ホテル・宿泊先を予約する

航空券の手配と同じタイミングで、宿泊先の予約も始めましょう。
予算や希望の宿泊エリアがある程度決まったら、「トリバゴ」などの価格比較サイトを活用して、料金や設備を比較しながら予約するのがおすすめです。

宿泊先選びのポイント

筆者は海外旅行の際、以下のポイントを意識して宿泊先選びをしています。

  • 治安:ホテル周辺の治安が良好かどうか (特に夜間)
  • 立地:空港からのアクセス・観光地へのアクセスが便利かどうか
  • 部屋:部屋の広さ、バス・トイレの綺麗さなどが自分の基準を満たしているかどうか
  • 予算:観光に使うお金とのバランスを考えて、宿泊料金が高すぎたりしないか
  • 口コミ:実際に宿泊したユーザーの評価を見て、不安材料がないか

プラハで人気の宿泊エリア

プラハで人気の滞在エリアは以下の通りです。

  • 旧市街広場 (Old Town Square) 周辺・・・カレル橋、旧市庁舎、天文時計など、主要な観光スポットが徒歩圏内のエリア
  • プラハ本駅 (Praha hlavní nádraží) 周辺・・・バスや国際列車の発着駅がすぐ近く、移動がとても便利なエリア

筆者のおすすめのエリアは「プラハ本駅 (Praha hlavní nádraží) 周辺 」です。
特に、プラハ本駅の西側のエリアがおすすめです。

  • 国際列車の発着駅であるプラハ本駅が使えるため、隣国へのアクセスが抜群
  • プラハ本駅からホテルなどへ向かう場合、スーツケースを長時間運ぶ必要がない
  • 旧市街地エリアにも徒歩圏内でアクセス可能

このエリアでの宿泊は、上記のようなメリットがあります。
特に、プラハは石畳の道が多く、スーツケースを運ぶ時間が短いことは大きなメリットです。

クレジットカードを用意する

クレジットカードは海外旅行の必須アイテムのひとつです。
カード会社によって異なりますが、申し込みから手元に届くまでに1〜2週間程度かかることが多いため、旅行の計画が決まったら早めに発行しておきましょう。

海外旅行でクレジットカードを持つメリット

海外旅行中にクレジットカードを持っていくと、以下のようなメリットがあります。

  • 多額の現金を持ち歩く必要がなく、安全性が高まる
  • 支払い時に慣れない現地通貨の計算をしなくて済む
  • 海外旅行保険が付帯されているカードもあり (※カードによります)
  • 空港ラウンジなどの付帯サービスが利用できる場合もある (※カードによります)

カードの種類と枚数について

可能であれば、VisaやMasterCardなど異なるブランドのクレジットカードを2〜3枚用意することをおすすめします。
その理由は、以下のようなケースが起こる可能性があるためです。

  • 磁気不良・盗難・紛失などの理由によりカードが使えなくなった場合に備えるため
  • お店によっては取り扱っていないブランドがあるため (JCBが使えないお店も結構あります)
  • クレジットカード会社が不正利用と勘違いしてロックをかけてしまうため

海外旅行保険に加入する

プラハ旅行では、「海外旅行保険」の加入は必須です。
現地で病気やケガをして病院にかかると、医療費が数万円〜十数万円以上になることもあります。

プラハは比較的治安の良い都市ですが、不測の事態に備えて海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。

海外旅行保険の加入方法

海外旅行保険に加入する方法は、主に以下の2つです。

クレジットカードに付帯している海外旅行保険を利用する

クレジットカードには海外旅行保険が付帯されていることが多いです。
保証内容はカード会社によって異なりますので、お使いのカード会社の保険内容を事前に確認しましょう。
特に、保険適用の条件が「利用付帯」か「自動付帯」のどちらになるかはしっかり確認が必要です。

  • 利用付帯:旅行費用 (飛行機やツアー料金など)をカード決済した場合のみ適用
  • 自動付帯:カードを持っているだけで保険が適用

利用付帯の場合は、どんな条件で適用されるかも合わせてご確認ください。

保険会社の海外旅行保険に申し込む

カードの保険内容が不十分な場合や、より手厚い補償を希望する場合は、保険会社が提供する海外旅行保険のプランに申し込みましょう。
申し込み忘れがないよう、旅行前に早めの手続きをおすすめします。

通信手段を準備する

海外で快適にインターネットを利用するためには、事前に通信手段を準備しておくことが重要です。

プラハでインターネットを利用する方法4選

海外でインターネットを利用する方法は、主に以下の4つです。

  • モバイルWi-Fiをレンタルする
  • 現地で使えるSIMカードを購入する
  • eSIMを契約して渡航前に設定しておく
  • 日本のキャリアで海外ローミングを利用する

ご自身の状況や好みに合わせてインターネットの準備をしておきましょう。

おすすめの方法

個人的には「eSIMの契約」か海外ローミング」のどちらかがおすすめです。
どちらもスマートフォン上で手続きを完結できるため、手軽に利用開始できるのが大きなメリットです。

海外ローミングについてはお使いのキャリアによって料金などが異なります。
ご利用のキャリア公式サイトなどで最新情報をチェックしてください。

筆者は楽天モバイルを利用しており、月2GBまで無料で海外ローミングが使えるため重宝しています。

ETIASを申請する ※2026年開始予定

2025年現在は対応不要です

チェコを含むシェンゲン協定国へ渡航する際、「ETIAS (エティアス)」の申請が義務付けられる予定です。

ETIASとは?

電子渡航認証システムであり、事前にオンラインで申請し承認を得る必要があります。
アメリカの「ESTA」や、イギリスの「ETA」などと同じようなシステムです。

ETIAS導入のスケジュールは変更になることがあります。
随時、「ETIAS公式サイト」からの情報をご確認ください。

【任意項目】プラハ旅行前にやっておくと便利なこと

プラハ旅行をより快適に過ごすためには、必須項目に加えて、いくつかの便利な準備もあると一層安心です。
このセクションでは、旅行をよりスムーズに行うために「やっておくと便利なこと」をご紹介します。
プラハ旅行をもっと便利にするために、ぜひご確認ください。

スマートフォンアプリをインストールする

プラハ旅行をよりスムーズに行うために、事前に便利なアプリをインストールしておくことをおすすめします。
ここでは、実際に筆者が利用したアプリを2つご紹介します。

Google Maps

Google Maps」は、個人的に最も使用頻度が高いアプリです。
これをインストールしておけば、観光・乗り換え・レストラン探しなどあらゆる状況で役立ちます。

特に便利なのがオフラインマップ機能です。
あらかじめ地図をダウンロードしておけば、インターネットに接続できない環境でも現在地の確認やルート検索が可能です。
日本にいる間に、訪れる予定のエリアをWi-Fi環境下でダウンロードしておくのがおすすめです。

Google マップ

Google マップ

Google無料posted withアプリーチ

PID Lítačka

プラハおよび周辺地域の公共交通機関 (メトロ・トラム・バス) で使える公式アプリです。
チケット購入から時刻表の確認、乗り換え案内まで、プラハ市内での移動に必須のアプリといえます。

【アプリのメリット】

  • 日本にいる間にチケットを事前購入できる
  • チケットはアプリ内のQRコードで管理可能 (紙のチケット不要)

プラハ市内を観光する予定の方はぜひインストールしておきましょう!

PID Lítačka

PID Lítačka

Hlavni mesto Prahaposted withアプリーチ

PID Lítačkaからのチケットの購入方法については、こちらの記事でご確認いただけます。

Visit Japan Webを登録する

Visit Japan Webは、日本政府が提供する入国者向けのオンライン事前登録システムです。
帰国時の税関申告をオンラインで行うことができ、紙の申告書の記入が不要になります。

必須ではありませんが、事前に登録しておくと帰国時の入国手続きをスムーズに進められます。

登録方法については、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひご参照ください。

観光スポットを予約する

プラハは歴史的な建造物や美術館、文化施設が数多く集まる、東欧屈指の観光都市です。
観光シーズンや週末は多くの観光客で混雑し、人気スポットでは当日券が売り切れてしまうことも珍しくありません。

スムーズに観光を楽しむためにも、主要な観光スポットのチケットは事前にオンラインで予約することをおすすめします。

【プラハの人気観光スポットの例】

  • プラハ城
  • 天文時計 (旧市庁舎)
  • 聖ヴィート大聖堂

せっかく訪れたのに入場できない、という事態を回避するためにも予約をしましょう。

【関連記事】必須の持ち物・あると便利な持ち物

プラハ旅行を快適に楽しむためには、持ち物の準備もとても重要です。

以下の記事では、プラハ旅行の持ち物について「絶対に必要なもの」と「あると便利なもの」の2つの観点を軸にご紹介しています。
出発前の準備にぜひお役立てください!

まとめ

こちらの記事ではチェコ・プラハ旅行前に「必ずやるべきこと」と「やっておくと便利なこと」をご紹介しました。

記事で紹介したものが全ての方に当てはまるわけではありません。
人によっては「これも必要」「これは必要ない」と変わってくると思います。
ご自身のご旅行の目的や価値観に合わせて変えて行っていただければと考えております。

この記事がみなさまの素敵なご旅行の一助となれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました!

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