【プラハ】交通機関ガイド|種類・料金・乗り方を解説

この記事について
  • プラハの主な交通機関の種類 (メトロ・トラム・バス・ケーブルカー) の基本情報をまとめています
  • チケットの種類と料金・主な購入方法についてまとめています
  • 交通機関の利用方法の流れを解説しています
目次

プラハの交通機関の種類

プラハでは主に以下の公共交通機関が運行されています。
これらの交通手段を使うことで、市内のほぼすべての場所にアクセスすることができます。

  • メトロ (地下鉄)
  • トラム
  • バス
  • ケーブルカー (ペトシーンの丘)

これらの交通機関は「プラハ市交通会社 (DPP) 」によって管理されています。
そのため、基本的には共通のチケットで利用可能となっております。

メトロ (地下鉄)

プラハの地下鉄は以下の3つの路線が運行しております。
最も使用頻度が高いのが、旧市街エリアやプラハ城の近くまで行けるA線です。
また、A線は空港行きのバスに乗り継ぐことができるNádraží Veleslavín駅にも行くことができます。

【主な路線と観光地の例】

  • A線 (緑): 旧市街エリア、プラハ城
  • B線 (黄色): 旧市街エリア、パラディウム
  • C線 (赤): プラハ中央駅

トラム

プラハ市内を網羅している路面電車のことです。
メトロでは行きづらい観光スポットへのアクセスに便利です。

地下鉄に比べてややスピードは劣りますが、プラハの景色を見ながら移動することができます。

【主な路線と観光地の例】

  • 22番線・23番線: プラハ城
  • 9番線: プラハ中央駅、ヴァーツラフ広場

バス

地下鉄やトラムが届かない郊外エリアなどへのアクセスにはバスが最適です。

【主な路線と観光地の例】

  • 59番バス: プラハ空港ターミナル1、ターミナル2、地下鉄A線「Nádraží Veleslavín駅」

59番バスは以前は119番として運行されていたものです。
空港から市内へ向かう際はお間違えのないようご注意ください。

ケーブルカー (ペトシーンの丘)

プラハの観光スポットである「ペトシーンの丘」へアクセスできるケーブルカーです。
こちらも他の交通機関と同じ共通のチケットを利用することができます。

チケットの種類と料金

プラハの公共交通機関はすべて共通のチケットで利用できます。
基本的に、チケット有効期間の長さによって料金が変わってきます。

15歳未満もしくは65歳以上の方は無料で交通機関を利用することができます。
ただし、6歳未満の場合は10歳以上の方の付き添いが必要となります。
無料で利用する場合はパスポートなど、年齢を確認できるものを持っていきましょう。

※料金は2025年8月時点での「Dopravní podnik hl. m. Prahy (DPP)」の情報をもとに記載をしております。

30 minutes

年齢料金
Adult (15歳〜59歳)30 CZK
Senior (60歳〜64歳)15 CZK

90 minutes

年齢料金
Adult (15歳〜59歳)40 CZK
Senior (60歳〜64歳)20 CZK

24 hours

年齢料金
Adult (15歳〜59歳)120 CZK
Senior (60歳〜64歳)60 CZK

72 hours

年齢料金
Adult (15歳〜59歳)330 CZK
Senior (60歳〜64歳)

チケットの購入方法

チケットの購入方法は主に以下のような手段があります。

  • 駅や停留所にある自動券売機
  • モバイルアプリ「PID Lítačka」※推奨
  • バス・トラムの車内

この記事では2つ目に挙げた「PID Lítačka」というアプリからの購入を推奨しております。

PID Lítačkaのメリット
  1. アプリ内で購入から乗車まで完結できる (紙のチケットを管理する必要がない)
  2. 打刻の必要がない (※打刻についての詳細は後述)

PID Lítačkaアプリからのチケット購入手順については以下の記事にまとめてあります。
画像付きで手順を解説しておりますので、ぜひご覧ください。

プラハの交通機関の乗り方

1. チケットの購入

まずは交通機関に乗るためのチケットを購入する必要があります。
「チケットの購入方法」のところで紹介した、いずれかの方法で購入してください。

2. チケットの有効化

チケットを購入した後に「有効化」という大事な手順があります。
こちらを忘れて交通機関に乗ってしまうと、無賃乗車扱いとなり高額な罰金の対象となります。

紙のチケットかアプリのチケットの場合で若干の差異があります。

打刻 ※紙のチケットの場合

紙のチケットの場合、購入した後に打刻をする必要が出てきます。
バスとトラムの場合は車内でも打刻をすることができます。

駅では、改札がない代わりに写真のような機械が設置されています。
そちらに紙のチケットを差し込んで打刻をする手順が必要となります。

ちなみに、白い線よりも先は有効化されたチケットを持っている必要があります。

メトロの改札の打刻機

アクティベート ※アプリの場合

アプリから購入した場合はアクティベートをする必要があります。
アクティベートの方法としては以下の3パターンあり、アプリから購入する際に選択することができます。

  • 手動
  • 購入後すぐ
  • 時間指定

詳しくは以下の記事に記載しておりますのでご覧ください。

3. バス・トラム・メトロへ乗車

チケットが有効化されていれば、そのまま交通機関に乗ってしまって問題ありません。
バスやトラムの場合でも運転手にチケットを提示する必要はありません。

電車に関しては改札がないため直接ホームに向かい、電車に乗ることが可能です。

4. チケットの提示

プラハの交通機関では抜き打ちでチケットの確認を求められます。
検札官と呼ばれる方がチケットの提示を求めてくるので、求められたら有効化されたチケットを提示しましょう。

  • 紙のチケットの場合: 打刻をしたチケットを検札官に提示すればOK
  • アプリのチケットの場合: アプリ内でQRコードを表示させ検札官に提示すればOK

まとめ

この記事ではチェコ・プラハの交通機関の種類やチケットの種類・料金について解説しました。

「打刻」など、日本人にとってはあまり馴染みのない手順があり不安になるかと思います。
その不安をなくすためにも、当記事ではアプリからのチケット購入を推奨しております。

プラハの交通機関は、慣れてしまえばむしろ日本よりも簡単です。
この記事をご覧になって、プラハの交通機関についての理解を深めていただければ幸いです。

少しでもこれからご旅行へ行かれる方の参考になれたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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