はじめに
この記事の対象者
- 日本国籍をお持ちの方
- アメリカ本土またはハワイに90日以内で渡航予定の方(乗り継ぎを含む)
- グアムに90日以内の渡航予定 かつ G-CNMI ETAの申請を予定していない方(乗り継ぎを含む)
この記事でわかること
- アメリカへの渡航に必要なESTAの概要
- 具体的な申請手順
ESTAとは?
概要
VISA免除プログラムを利用して、アメリカに渡航する際に必要な電子渡航認証システムのことです。
日本国籍の保持者であれば、90日以内の商用・観光目的での滞在であればVISAは不要ですが、その代わりにESTAを事前に申請・承認される必要があります。
一度承認されれば、2年間もしくはパスポートの有効期限のどちらか早い方まで、何度でも渡航をすることができます。
※乗り継ぎの場合にもESTAの申請が必要になりますのでご注意ください
ESTA申請の対象者
アメリカ本土またはハワイへ渡航予定の方
ESTAの申請が必須となりますので必ず申請をしましょう。
グアムへ渡航予定の方
ESTAの申請は必須ではありません。
ただし、その場合はG-CNMI-ETAという電子渡航認証を申請する必要があります。
申請時期
遅くとも渡航予定の一週間前には申請を済ませておきましょう。
承認されるまで72時間程度の時間がかかるため、余裕を持って申請しておくことをおすすめします。
ESTA申請の流れ
事前に用意するもの
以下の2つを用意しましょう。
ESTAの申請には21ドルかかりますのでクレジットカードの準備も必須となります。
- パスポート
- クレジットカード
パソコンから申請をする予定の方は、パスポートの顔写真ページの写真を事前に撮っておくとスムーズです。
パスポートの画像をアップロードする必要が出てくるためです。
申請手順
ここからは具体的な申請手順を説明させていただきます。
※2025年2月20日時点のパソコンの申請サイトの画像を引用しながら説明させていただきます
免責事項・申請者情報
ESTA申請サイト: https://esta.cbp.dhs.gov/
ESTAの申請にかかる費用は21ドルです!
それ以上料金がかかる代理申請サイトも存在するため注意してください。
画面右上の国旗マークのところをクリックして言語設定を日本語に変更しておきましょう。
ここから先の手順は、日本語画面で説明させていただきます。

- “新規に申請を作成する”をクリック
- “個人による申請” もしくは “グループ申請”をクリック
今回は個人の方で説明を進めていきます。
最大50名までの人数をまとめて申請することが可能です。
複数名での旅行を計画されている方などはまとめて申請すると便利です。
料金は1人あたり21ドルかかるのでご注意ください。

ポップアップが出てくるので内容をご確認の上”確認して続行”をクリックしましょう。

- 免責事項
- The Travel Promotion Act of 2009
以下の2つの内容をご確認の上、”はい、私は上記の説明を読み、内容を理解し、これらの条件に合意します。”にチェックをつけましょう。
チェックをつけたら”次へ”ボタンをクリックします。

画面を開くとすぐにポップアップが出てきます。
- “旅券をアップロード”をクリック
- “ギャラリーから”をクリック


パスポートを読み取ったら”申請への追加”をクリック

姓 | 自動で入力される |
名 | 自動で入力される |
パスポート番号 | 自動で入力される |
発行国 | 自動で入力される |
発行日 | パスポートに記載のものを自分で入力 |
性別 | 自動で入力される |
生年月日 | 自動で入力される |
出生した市区町村名 | 市区町村名を英語で入力 |
出生国 | JAPAN(JPN)を選択 |

- 今現在、あなたはどこか他の国の市民あるいは国民ですか?
-
日本以外の国籍を持っているか、という質問です。
日本以外の国籍を持っていなければ”いいえ”を選択してください。
- これまでにどこか他の国の市民または国民だったことはありますか?
-
以前日本以外の国籍を持っていたか、という質問です。
日本以外の国籍を持っていたことがなければ”いいえ”を選択してください。

お使いのメールアドレスを入力しましょう。
※大文字で入力されてしまいますが問題ありません
入力し終わったら右下の”次へ”をクリックしましょう。

入力した内容が正しいことを1つずつ確認し、”確認して続行”をクリックしていきます。

全ての項目の内容確認を終えると、コード認証の画面が出てくるので”コードを送る”をクリックしましょう。
登録したメールアドレス宛に4桁の認証コードが届くので、それを入力します。
入力後に次のページが表示されます。



個人情報
- 他の名前または別称を通用していますか?
-
パスポートに記載のものと違う名前を持っていなければ”いいえ”を選択してください。
- どこか他の国から、これまでに渡航用のパスポートまたは国家身分証明書を発給されたことはありますか?
-
日本以外の国でパスポートの発行を受けたことがなければ”いいえ”を選択してください。

住所1 | 市区町村以降の住所を英語で入力(例: XXX 1-1-1) |
住所2 | マンションやアパート名などを英語で入力 |
アパートメントの部屋番号 | 部屋番号があれば数字で入力 |
市区町村 | “YOKOHAMA”などの市区町村を入力 |
州/都道府県/地方 | “TOKYO”, “OSAKA”などの都道府県名を入力 |
国 | 自動でJAPAN(JPN)が入力されています |
電話のタイプ | プルダウンから選択 |
国番号 | プルダウンからJAPAN(JPN)(+81)を選択 |
電話番号 | 頭の0を除いて電話番号を入力(例: 80-XXXX-XXXX) |

こちらは入力不要なので飛ばしてしまっても大丈夫です。

メンバーでなければ”いいえ”をクリックしてください。

ご両親の名前を英語で入力してください。

- 現在または過去に勤務経験がありますか?
-
働いている方 or 働いたことがある方は”はい”を選択しましょう。
勤務先情報を入力する欄が現れるので入力していきます。
役職名 | あればご自身の役職名を英語で入力(なければ空欄でOK) |
雇用主名 | 勤め先の会社名を英語で入力 |
住所1 | 市区町村以降の住所を英語で入力(例: XXX 1-1-1) |
住所2 | ビル名などを英語で入力 |
市区町村 | “YOKOHAMA”などの市区町村を入力 |
州/都道府県/地方 | “TOKYO”, “OSAKA”などの都道府県名を入力 |
国 | プルダウンからJAPAN(JPN)を選択 |
国番号 | プルダウンからJAPAN(JPN)(+81)を選択 |
電話番号 | 頭の0を除いて電話番号を入力(例: 80-XXXX-XXXX) |
入力が終わったら”次へ”をクリックしましょう。

渡航情報
- 米国への渡航目的は、他国へ乗り継ぐためですか?
-
乗り継ぎなら”はい”、滞在予定なら”いいえ”を選択しましょう。
“いいえ”を選択すると以下の2つの入力欄が出てきます。
- 米国内の連絡先情報
- 米国滞在中の住所

滞在先のホテルなどの情報が必要になります。
宿泊予定のホテルの住所をホームページなどで見ながら入力しましょう。
氏名 | 滞在予定のホテルの住所を入力 |
住所1 | 滞在予定のホテルの住所を入力 |
住所2 | 滞在予定のホテルの住所を入力 |
アパートメントの部屋番号 | 空欄でOK |
市区町村 | 滞在予定のホテルの住所を入力 |
都道府県 | プルダウンから”GUAM”を選択 |
国番号 | 自動的に”UNITED STATES(USA)(+1)”が入力 |
電話番号 | 滞在先のホテルの電話番号を入力 |

- 上に記載されている米国におけるコンタクト先住所はあなたの米国に滞在中の住所と同じですか。
-
“はい”を選択するとSTEP2で入力した滞在先の住所が自動入力されます。

日本にいるご家族の名前や連絡先を入力いただければ大丈夫です。
入力後、右下の”次へ”ボタンをクリックして次のページを開いてください。

適格性に関する質問
1)~9)までの質問を読んで回答しましょう。
ここで問われる内容は不正/不法行為等についての内容がほとんどなので大半の方が”いいえ”になると思います。
9)の質問については、該当する国がある場合は”はい”を選択し具体的な渡航期間や目的などを入力しましょう。
解答が終わり、申請内容に関する証明にチェックをつけたら”次へ”ボタンをクリックしましょう。


申請内容の確認
以下の4つの項目が正しいことを確認し、問題なければ右下にある”確認して続行”ボタンを押してください。
- 申請者情報
- 個人情報
- 渡航情報
- 適格性に関する質問
確認後、これらの項目に”申請内容確認済み”と出てきたら”次へ”をクリックしましょう。



支払い
この後すぐに支払いをする場合は免責事項にチェックを付け、”今すぐ支払う”ボタンをクリックしてください。
お支払いの期限は1週間後までとなりますので、もし後で申請をする予定の方はご注意ください。
この期間を過ぎると内容が削除され、再度初めから入力が必要になります。

- PayPal
- デビットカードまたはクレジットカード
どちらかの支払い方法を選択して”続行”をクリックしましょう。

以下の項目の入力が終わったら”続行”を押して支払いを完了させてください。
クレジットカード名義人氏名 | クレジットカードに記載の氏名を英語で入力 |
カード所有者の請求先住所 | お住まいの市区町村以下の住所を入力 |
請求書送付先住所2 | アパートやマンション名などを入力 |
市区町村 | お住まいの市区町村を英語で入力(YOKOHAMAなど) |
国 | プルダウンから”JAPAN”を選択 |
都道府県 | お住まいの都道府県を英語で入力(TOKYOなど) |
郵便番号 | お住まいの郵便番号を入力 |
カード番号 | クレジットカード番号を入力 |
有効期限 | クレジットカードの期限を入力 |
セキュリティコード | クレジットカードの裏に記載の3 or 4桁の番号を入力 |
申請後のステータスの確認方法
- ESTAのステータス確認
- 個人による申請のステータス確認
画面上部のナビゲーションバーから上記の手順でクリックしましょう。

以下の必須項目を入力後に”申請の検索”をクリックしてください。
- パスポート番号
- 生年月日
- 申請番号 or 国籍・パスポートの発行日・パスポートの有効期限

申請を途中で保存した場合や申請が終わった後にメールが届きます。
そちらのメールに英数字が混ざった番号が記載されていますので、そちらを入力してください。

こちらの画面で申請状況の確認ができます。
“認証が承認されました”というステータスになっていれば大丈夫です。
※自分が申請をしたときは3日ほど経ってから承認されました。
アメリカへの入国に際して、特にESTAの画面や申請番号を伝えるような場面もありませんのでご安心ください。

まとめ
今回はアメリカへ入国する際に申請が必要なESTAの概要・申請手順・ステータスの確認方法について説明しました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てると嬉しいです!