オーストリア・ウィーン観光を計画する際に、ぜひ検討していただきたいのが、皇妃エリザベート(シシィ)ゆかりの観光スポットを効率的に巡ることができる「シシィパス(旧シシィチケット)」です。このパスを利用することで、シェーンブルン宮殿やホーフブルク王宮といったウィーンを代表する観光地を、よりスムーズかつお得に訪れることができます。
しかし、海外の公式サイトからチケットを購入することに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
- 「シシィパス(旧シシィチケット)とは?」
- 「公式サイトからの買い方・予約手順が知りたい」
- 「現地での使い方や注意点を事前に把握しておきたい」
本記事では、2026年2月時点の最新料金情報を反映し、「シシィパス(旧シシィチケット)」の公式サイトからの買い方・使い方について、実際の画面キャプチャを交えながら詳しく解説していきます。
ウィーン観光を予定されている方は、ぜひ最後までご覧いただき、スムーズな旅行準備にお役立てください。
シシィパス(旧シシィチケット)とは?
シシィパスの概要と特徴
シシィパス(Sisi Pass)は、ウィーン観光において非常に人気の高い観光パスとなっています。このパスを利用することで、オーストリア皇妃エリザベート(愛称:シシィ)にゆかりのある歴史的施設を、1枚のチケットで効率的に訪問することができます。特に、シェーンブルン宮殿やホーフブルク王宮といった、ウィーンを代表する観光スポットが含まれているため、初めてウィーンを訪れる方にとって非常に便利な選択肢となっています。
シシィパスの大きな特徴として、時間指定が不要という点が挙げられます。これにより、旅行中の予期せぬスケジュール変更にも柔軟に対応でき、自分のペースでゆっくりと観光を楽しむことができます。また、各施設で個別にチケットを購入する手間が省けるため、観光当日の時間を有効活用できる点も魅力です。
旧シシィチケットからの変更点について
以前は「シシィチケット(Sisi Ticket)」という名称で販売されていたこのパスですが、現在は「シシィパス(Sisi Pass)」として提供されています。名称変更に伴い、いくつかの更新がありましたので、以下にまとめてご紹介します。なお、入場可能な施設自体に変更はありませんので、以前の情報をお持ちの方も安心してご利用いただけます。
名称の変更:「シシィチケット(Sisi Ticket)」から「シシィパス(Sisi Pass)」へと正式名称が変更されました。
料金の改定:2026年2月時点において、大人料金は57ユーロとなっています。為替レートの変動により、円換算での価格は変動する可能性がありますので、購入時には最新の料金をご確認ください。
シシィパスで入場できる施設の詳細
シシィパス1枚で、以下の3つの主要施設に入場することができます。それぞれの施設では、皇妃エリザベートの生涯や、ハプスブルク家が築いた華やかな宮廷文化について、深く学ぶことができます。各施設は歴史的価値が高く、ウィーン観光において見逃せないスポットとなっています。
シェーンブルン宮殿(Palace Ticket):ハプスブルク家の夏の離宮として使用されていた豪華絢爛な宮殿です。広大な庭園と美しく装飾された宮殿内部は、当時の王室の暮らしぶりを今に伝えています。宮殿内には40以上の部屋があり、それぞれが独自の歴史と物語を持っています。
シシィ博物館(Day ticket Sisi Museum):ホーフブルク王宮内に位置するこの博物館では、皇妃エリザベートの私物や肖像画、直筆の手紙などが展示されています。彼女の波乱に満ちた人生や、宮廷生活における苦悩と美しさを、貴重な資料を通じて知ることができます。
王宮家具博物館(Day Ticket Vienna Furniture Museum):ハプスブルク家が実際に使用していた家具や調度品が数多く展示されている博物館です。精巧な装飾が施された家具類は、当時の職人技術の高さと、王室の豪華な生活様式を物語っています。
以下の関連記事では、「シェーンブルン宮殿」「シシィ博物館(ホーフブルク王宮)」「王宮家具博物館」について、それぞれの見どころや行き方、所要時間などを詳しくまとめています。各施設の事前情報を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
シシィパスの料金体系(2026年2月最新版)
以下は2026年2月時点におけるシシィパスの料金表です。年齢区分やウィーンシティカードの保持有無によって料金が異なりますので、購入前に該当する料金をご確認ください。
| チケットの種類 | 料金 |
|---|---|
| Adult(大人) | 57.00ユーロ |
| Children (6-18yrs.)(6歳〜18歳の子供) | 37.00ユーロ |
| Vienna City Card(ウィーンシティカード保持者) | 51.00ユーロ |
シシィパス(旧シシィチケット)のメリット
チケット購入の待ち時間を大幅に短縮
ウィーンの主要観光スポットでは、特に観光シーズンのピーク時や週末には、チケット売り場に長い行列ができることが珍しくありません。シェーンブルン宮殿やホーフブルク王宮といった人気施設では、チケット購入だけで30分から1時間近く待つこともあります。シシィパスを事前にオンラインで購入しておけば、このような待ち時間を回避でき、貴重な観光時間を有効に使うことができます。特に滞在日数が限られている旅行者にとって、時間の節約は大きなメリットとなるでしょう。
個別購入と比較した経済的メリット
シシィパスに含まれる3つの施設を個別に購入した場合、合計金額がシシィパスの料金を上回るケースが多くなっています。特に、シェーンブルン宮殿のPalace Ticketとホーフブルク王宮(シシィ博物館)のチケット料金だけでもかなりの金額になります。3施設すべてに興味がある方や、「せっかくならシシィゆかりのスポットは一通り回ってみたい」という方にとって、コストパフォーマンスの良い選択肢になりやすいパスです。
1枚で3つの施設に入場できて管理がラク
複数施設を回ると、チケットや予約メールが増えて管理が大変になりがちです。その点、シシィパスは1枚で3施設に入場可能なので、チケット紛失のリスクや管理の手間を抑えられます。スマートフォンのメールアプリやPDF保存アプリにチケットを保存しておけば、紙のチケットを持ち歩く必要もなく、荷物を少なくしたい旅行者には扱いやすいです。
時間指定不要で観光プランを柔軟に組みやすい
通常、シェーンブルン宮殿やシシィ博物館の個別チケットは、時間指定制で販売されています。一方で、2026年2月時点のシシィパスは、これらの施設も時間指定なしで利用できる点が特徴です。そのため、急な予定変更や交通機関の遅延、天候の変化などがあっても、その日の体調や気分に合わせて訪問順序や時間帯を調整しやすくなります。
【実体験レポート】シシィパスは「別日利用」でゆっくり回るのがおすすめ
ここからは、実際にシシィパス(旧シシィチケット)を利用した体験をもとに、効率的な回り方をご紹介します。3つの施設を1日で回ることもスケジュール次第では可能ですが、じっくり見学したい方や写真をゆっくり撮りたい方は、日程を分けるプランを検討してみてください。
1日目:シシィ博物館から王宮家具博物館へ(市内中心部)
私が実際に回ったときは、1日目にホーフブルク王宮のシシィ博物館を見学し、その後に王宮家具博物館を訪れました。この2つは市内中心部からアクセスしやすく、公共交通機関での移動もシンプルなので、同じ日にまとめて回りやすい組み合わせです。
シシィ博物館では、皇妃エリザベートの私物や肖像画、日記などを通じて、波乱に満ちた生涯について深く知ることができました。そのあと王宮家具博物館を訪れると、ハプスブルク家が実際に使用していた家具や調度品を間近に見られ、シシィ博物館で学んだ歴史背景と合わせて、当時の宮廷生活の雰囲気をより立体的にイメージできました。2つの施設を同日に訪れることで、皇妃エリザベートとハプスブルク家の歴史について、より深い理解を得ることができたと感じています。
2日目:朝一番のシェーンブルン宮殿でゆったり観光
シェーンブルン宮殿は、別日の朝一番に訪れました。宮殿は建物だけでなく、広大な庭園や丘の上のグロリエッテなど見どころが多く、半日〜1日かけて楽しめるボリュームがあります。また、歩行距離も長くなるため、他の施設と同じ日に詰め込むと体力的にも大変です。
シシィパスは時間指定なしで利用できたため、開館直後の比較的空いている時間帯に入場し、ゆとりをもって見学できました。宮殿内部の豪華な部屋を見たあと、庭園を散策し、丘の上からウィーンの街並みを眺める時間もとれたので、かなり満足度の高い1日になりました。もし3施設を1日で詰め込んでいたら、どうしても駆け足になってしまい、写真を撮ったり展示をじっくり読んだりする時間が少なくなっていたと思います。体力的にも精神的にも余裕を持って観光できたことで、ウィーン滞在全体の満足度が高まりました。
1日目:シシィ博物館(ホーフブルク王宮) → 王宮家具博物館(市内中心部でコンパクトに移動)
2日目:シェーンブルン宮殿(朝イチから半日かけてじっくり見学)
このスケジュールであれば、各施設での見学時間を十分に確保でき、体力的にも無理のない観光プランとなります。
【画像付き解説】公式サイトでのシシィパスの買い方
ここからは、シシィパス(旧シシィチケット)を公式サイトから予約・購入する手順を、PCサイトの画面を例に解説します。スマートフォンからの購入も基本的な流れは同じです。
購入前に準備しておくもの
メールアドレスの準備
購入完了後、バーコード付きのチケット(PDF)がメールで送信されます。海外でも確認しやすいGmailやYahoo!メールなどのアドレスを用意しておきましょう。購入後はすぐにメールを確認し、受信トレイだけでなく、迷惑メールフォルダもチェックすることをおすすめします。まれに迷惑メールとして分類されてしまうケースがあるためです。
クレジットカードの準備
料金の支払いにはクレジットカードが必要です。VISA・MasterCardなど、主要ブランドが利用できます。(対応ブランドは今後変更となる可能性があるため、決済画面で最新の情報を確認してください。)海外サイトでの決済に制限があるカードもあるので、心配な方は事前にカード会社の利用可否を確認しておくとスムーズです。
シシィパスの買い方(PCサイトの画面例)
ここではパソコンからの購入手順を順番に説明していきます。
まずはシシィパスの公式ページにアクセスします。
公式サイトURL:https://www.imperialtickets.com/en/schoenbrunn-palace/sisi-ticket/53
シシィパスの詳細ページが表示されたら、ページ上部のメニューにある「TICKET」ボタンをクリックします。または、ページを下にスクロールしていき、「Select your ticket」というエリアが表示されるところまで進んでも同じ画面にたどり着きます。


チケット選択画面では、次の3つのカテゴリーから必要枚数を選択します(2026年2月時点)。
- Adult(大人:19歳以上):57ユーロ
- Children(子供:6〜18歳):37ユーロ
- Vienna City Card(ウィーンシティカード保持者):51ユーロ
各カテゴリーの「+」ボタンを押して、人数に応じた枚数を設定してください。人数を減らしたいときは「−」ボタンで調整できます。


人数分のチケットを選び終えたら、画面右下に表示されている「CHECKOUT」ボタンをクリックして支払い手続きへ進みます。クリックする前に、選択したチケットの内訳と合計金額を確認しておきましょう。


次に、お客様情報の入力画面が表示されます。以下の項目を、パスポートと同じ表記で入力しましょう。入力ミスがあると、チケットが正しく送信されない可能性がありますので、慎重に確認しながら入力を進めましょう。
First Name(名):パスポートに記載されている名前をローマ字で入力してください。
Last Name(姓):パスポートに記載されている苗字をローマ字で入力してください。
Email Address(メールアドレス):チケットが送られてくるメールアドレスを入力してください。入力ミスがないよう、特に注意して確認しましょう。
上記3つの項目を入力したら、利用規約に同意するチェックボックスにチェックを付けてください。入力内容に誤りがないか、特にメールアドレスの入力ミスがあるとチケットが受け取れないので、スペルをよく確認しておきたいところです。


個人情報を入力したら、「I am human」にチェックを入れ、「FEE-BASED ORDER」ボタンをクリックして決済画面に進みます。


クレジットカード決済画面が開いたら、次の情報を入力します。カード番号や有効期限の入力ミスがないよう、慎重に確認しながら進めましょう。
Card number(カード番号):カード表面にある16桁の番号を入力してください。
Expiry date(有効期限):カードに記載された有効期限(月/年)を入力してください。
CVV(セキュリティコード):カード裏面にある3桁または4桁の番号を入力してください。
入力内容に問題がなければ、「Pay」ボタンをクリックして決済を進めます。


セキュリティ強化のため、3Dセキュア認証として、クレジットカード会社からワンタイムパスワードがSMSやメールで送られてきます。認証方法はカード会社によって少し異なるため、画面に表示される案内にしたがって操作してください。


届いたワンタイムパスワードを、表示された入力画面にそのまま入力します。数字の打ち間違いがあると認証に失敗するため、落ち着いて確認しながら入力しましょう。パスワードには有効期限がありますので、受信したらすぐに入力することをおすすめします。


認証が無事に完了すると、下のような支払い完了画面が表示されます。この時点でシシィパスの購入手続きは完了です。購入時に入力したメールアドレス宛に、チケットが添付されたメールが届くので、受信トレイと迷惑メールフォルダの両方をチェックしておきましょう。


この支払い完了画面を下にスクロールすると、PDFチケットのダウンロードや、請求書(インボイス)の発行ボタンが表示されます。紙のチケットを印刷して持ち歩きたい場合や、経費精算用に請求書が必要な場合は、このタイミングでダウンロードしておくと管理しやすいです。
数分以内に、以下のような購入完了メールが届きます。メール本文内または添付ファイルとして、バーコード付きのPDFチケットが含まれているので、ダウンロードして大切に保管しましょう。万が一メールが届いていない場合は、迷惑メールフォルダを確認するか、入力したメールアドレスに誤りがなかったか再確認してください。


ここまでが、シシィパスを公式サイトから購入する手順です。操作自体はシンプルなので、旅行前の空いた時間に申し込みを済ませておくと、現地での手続きが不要になり、当日は観光に集中しやすくなります。次のセクションでは、実際に現地でシシィパスを提示するときの使い方と、予約前に押さえておきたい注意点を詳しく見ていきます。
シシィパスの使い方と注意すべきポイント
当日のシシィパスの使い方
予約完了メールには、以下のようなバーコード(またはQRコード)付きのPDFチケットが添付されています。当日は、各施設の入口でこのバーコードをスキャンして入場します。提示方法は、スマートフォンの画面で表示する方法と、事前にPDFを印刷して紙で持参する方法のどちらでも利用可能です。


スマートフォンで提示する場合は、事前にメールをブックマークしておくか、PDFをダウンロードして端末に保存しておくと便利です。現地でインターネット接続が不安定な場合でも、オフラインで確認できるよう準備しておくことをおすすめします。また、現地でスマートフォンの充電切れが心配な場合や、電波状況が不安な場合は、印刷した紙のチケットを1部持っておくとより安心です。
シシィパス利用時の主な注意点
シシィパス(旧シシィチケット)を使う際に、事前に知っておきたいポイントをまとめました。旅行計画を立てる前に一度目を通しておくと、当日のトラブルを減らしやすくなります。
各施設への入場は1度のみ
シシィパスで各施設に入場できるのは1回ずつです。一度退出すると、同じパスでの再入場はできません。見学の途中で外に出ると続きが見られなくなるため、見学を開始する前にトイレを済ませておくなど、十分な準備をしてから入場することをおすすめします。見学時間には余裕を持って計画を立てましょう。
ガイドツアーは含まれていない
シシィパスは入場券+展示見学用のオーディオガイドが基本セットです。現地のガイドさんが案内してくれるツアーや特別展などは含まれていないため、参加したい場合は各施設で別途申し込む必要があります。ただし、各施設では日本語を含む多言語対応のオーディオガイドを無料で借りることができますので、こちらを利用することで詳しい解説を聞きながら見学することができます。
オンライン購入分は原則として返金不可
公式サイトで案内されているとおり、オンラインで購入したチケットは、基本的に払い戻しやキャンセルができません。購入前に渡航日程・観光プラン・必要枚数を確認し、問題なければ決済に進みましょう。特に、天候や体調不良による予定変更の可能性がある場合は、この点を考慮に入れて購入を検討しましょう。
大きな荷物の持ち込み制限
スーツケースや大きなバックパックなど、サイズの大きい荷物は館内に持ち込めない場合があります。シェーンブルン宮殿と王宮家具博物館にはロッカーやクロークが用意されていますので、現地で預けてから見学する流れになります。ホーフブルク王宮にはロッカーがないため、ホテルに荷物を預けてから訪れることをおすすめします。
有効期間・営業時間の確認
シシィパスの有効期間は購入日から1年間となっています。各施設の開館時間・休館日などは、シーズンによって変わることがあります。渡航前や利用前日に、公式サイトで最新情報をチェックしておくとスケジュールを組みやすくなります。
まとめ:シシィパス(旧シシィチケット)でシシィゆかりのウィーンを満喫しよう
本記事では、ウィーン観光において非常に便利な「シシィパス(旧シシィチケット)」について、2026年2月時点の最新料金情報を含めた概要、公式サイトからの詳しい買い方、実際の使い方や注意すべきポイント、さらに実体験に基づいた効率的な回り方まで、幅広くご紹介してきました。
シシィパスは、皇妃エリザベートにゆかりのある施設を効率よく巡ることができる、非常に便利なチケットです。特に、シシィ博物館と王宮家具博物館を同日にまとめて訪問し、シェーンブルン宮殿を別日の朝一番から訪れるスケジュールであれば、各施設をじっくりと見学でき、体力的にも無理のない充実した観光プランとなります。
時間指定が不要で柔軟な観光計画が立てられる点も、シシィパスの大きな魅力です。急な予定変更にも対応しやすく、自分のペースでゆっくりと観光を楽しむことができます。シシィパス(旧シシィチケット)の買い方・使い方を事前に知っておくと、現地で迷う時間を減らしやすくなります。ウィーン旅行でシシィゆかりのスポットを楽しみたい方は、ぜひこの記事を参考に、公式サイトからシシィパスの最新情報をチェックしてみてください。
皆様のウィーン観光が素晴らしいものとなりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!


